日米の伝説的な野球選手をベースに強打者考察をしてみた

強打者についての考察

 

「強打者といえば?」と聞かれて、真っ先に頭に思い浮かぶ選手は誰だろうか。

 

今回は強打者にスポットを当てて、四の五の、ダラダラ言ってみようと思う。

 

 

 

 

ハンク・アーロン

バリー・ボンズに追い抜かれるまでメジャー史上最多の本塁打王だった男だ。

 

しかし、その道のりは決して楽なものではなかった。

 

野球の神様とも言われるベーブ・ルースの記録まで残り1本となった頃、白人至上主義者たちからの卑劣な迫害にあっていたのだという。

 

今以上に人種差別が露骨だった時代らしいといえばらしいが、そういう話を聞くと寂しくなってしまう。

 

でも、アーロンは多くのファンに支えられ、見事神様に追いつき、そして、神様を追い抜いたのだ。

 

その後、王貞治が自身の記録を更新したとき、彼は王に賞賛を送り、ふたりは良き友達になった。

 

アーロンの本塁打記録というのは、単なる数字上のものだけではなく、差別の歴史を乗り越えたという本質で構築されたものだといっても過言ではないだろう。

 

 

 

ベーブ・ルース

 

ハンク・アーロンの項目でも触れたとおり、「野球の神様」と呼ばれる強打者である。

 

前人未到のシーズン60本塁打(当時)は同年代の偉大な打者たちと比較しても別格と言っていい。

 

アメリカンリーグでルースが60本を記録した年、ナショナルリーグの本塁打王は30本でふたり(サイ・ウイリアムズとハック・ウィルソン)。

 

つまりルースはリーグの本塁打王ふたり分の本塁打をひとりで打ったことになる。

 

またルースが優れた強打者であることを証明するのが、長打率.690OPS(出塁率+長打率)1.164という数値である。

 

これだけ見てもピンとこないかもしれないので、簡単な比較を。

 

 

長打率とOPSの比較

 

 

王貞治(通算868本塁打)→長打率.634OPS1.080

バリー・ボンズ(通算762本塁打)→長打率.607OPS1.051

ハンク・アーロン(通算755本塁打)→長打率.555OPS.928

 

 

.900を超えれば「素晴らしい」と言われるOPS。

上記3名のOPSがいかに飛び抜けた数値かおわかりいただけるだろう。

 

 

以上の比較から、ベーブ・ルースの偉大さは通算本塁打数を抜かれたからといって何も変わらないことが数字の上でも証明されている。名だたる強打者たちを抑えて歴代1位に輝く長打率、OPS。この数値を追い抜く選手は現れるのだろうか。

 

そして、日本球界からは王貞治!

 

と言いたいところだが、気が変わったので別の選手を紹介しよう。

 

 

景浦将

 

人によっては「零代ミスタータイガース」と呼ぶ場合もあるようだ。

 

景浦は通算25本塁打と数字だけで見れば「ん?」と思われるかもしれない。

 

ましてや先に紹介したふたりがとんでもなく大量の本塁打を記録しているから尚更だろう。

 

しかし、誰よりも多く本塁打を打ったという選手だけが強打者ではない。強打者の定義はいろいろな角度から考えることが出来るはずだからだ。

 

たとえば、打球の鋭さや重さが突出していて、対戦する投手が「コイツに投げるのは怖いな」と思うようなら、それもまた強打者だと思う。

 

景浦の打球はまさに弾丸ライナーで、外野フェンスでグラブにおさめてもその威力が伝わってきたという。この話などは数字には現れない強打者の証とも言えないだろうか。

 

1キロを超す重たいバットを振り回し、凄まじい速度と凄まじく重たい打球をかっ飛ばす。こういう性質もまた強打者。(またこのテーマにはそぐわないが、景浦は投手もしており、強肩でならした。遠投144mらしい)

 

他にも紹介したい強打者はたくさんいるが、それはまた気が向いたときにでも紹介したいと思う。

 

 

 

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