まんが喫茶でアルバイトしたときのことを思い出す

まんが喫茶でアルバイト

もう7,8年くらい前かのこと。

廃れた商店街の隅っこにある駅前まんが喫茶でアルバイトをしていた。

俺と店長、オーナー以外は全員女性店員で、なかなか楽しい現場だった。時給も悪くなかったし、基本的にお客様がたも店員に対して親切だったのでアルバイトのし甲斐があったな。

 

トイレ掃除の奪い合い

そのまんが喫茶は常に1つのシフトに3,4人のアルバイト店員を配置しており、比較的暇な時間帯だと本当にやることがなくて困ってしまう。トイレ掃除さえ「俺がやります」「私がやります」「ここはアタイが」みたいな奪い合い。退屈な時間はただ突っ立っていることが多かったっけ。

 

まんが喫茶にもいろいろ種類があるだろうけど、俺が働いてたのは「マンガコーナー」「カラオケルーム」「ビリヤード台」「ダーツ」「パソコンルーム」「卓球台」なんかが配置されているところで、基本的なお仕事は「お客様をご希望するコーナーに必要なもの(ビリヤード台をご希望の方にはキューや球のセット)をお渡ししてご案内して、それ以外は絶えずどこかしらの掃除をする」というものだった。

 

パソコンは2,30台程度あったかな。そのすべてのパソコンを、モニター、キーボード、マウスと拭いていき、個室になってるから、その部屋の物置台とか椅子とかもまんべんなく拭いて綺麗にしていく。中には丸めたティッシュが落ちていることもあって、そのたびに気分が滅入った。それを個室の数だけやっていくのだ。

 

それから、カラオケルームならマイクの手入れや機械の調整。卓球台ならテーブルを磨いて、ビリヤード台も専用の刷毛みたいなので汚れや埃を払っていって、球磨きもする。1から9までの球をひとつずつ布巾で綺麗に磨き上げていくのだ。

 

あと、店内全体の床掃除

 

水を絞る構造をしたバケツとモップを持って、ずーっと磨いてまわる。トイレ掃除をする。

 

天下御免の銀色シール

それでも時間を持て余したら、店長が古本屋で仕入れてきたマンガたちに「持ち出し防止」の銀色のシールを貼っていくっていうのもしたな。

 

このシールは知ってる人も多いだろうけど、ようするに店外にマンガを持ちだそうとすると、出入り口にあるセンサーに反応して「ピピピピ」と警告音が出るようにするために貼る。

 

それから、1冊1冊透明のカバーをかけていき、裏表紙に店名が書かれたスタンプを押して、本棚に並べていく。本当に暇なときは適当にマンガコーナーへ行って、片っ端から並んでいるマンガを拭いていくってのもあった。

 

食事は基本冷凍食品

そうそう、食事の注文も承ってたんだった。99%近所のスーパーで買ってきた冷凍食品で、これは一番ペーペーの俺が買い出しに行ってた。

店長やオーナーのさじ加減で、「お駄賃としてひとつだけ好きなお菓子を買ってきていい」とか「好きなモノをひとつ食べていい」とか「暑いからドリンクバー使っていいよ。アイスでもいいし」という太っ腹なシステムもあったな。

 

ドリンクバーの掃除に刮目

意外と「へえ、そんな仕組みになってるんだ」と関心したのが、ドリンクバーの機械の掃除ね。カラオケに行くとおいてあるようなのと同じタイプだと思うんだけど、アレをかぱっと開けて飲み物の種類ごとに取り外して、ひとつずつ掃除していくんだ。

でも、考えようによっては掃除するアルバイト店員の性格によっては「衛生的に大丈夫なのか?」と心配するはめになるってことだよね

俺らはかなり暇を持て余してたから、わりと時間かけて丁寧に洗ってたから大丈夫だっただろうけど。

だから、お店でドリンクバーを利用するときは店員さんをよく観察してみようね。

 

まんが喫茶をホテル代わりにする人々

それから、結構あったパターンが「カラオケルームを眠るために一室借りられないか」というご要望。もっともそんなに繁盛しているようなお店でもなかったので、開いてるルームで良ければということで貸してた。中には日本語をほぼ99%話せない外国のお客様ご家族が同じようなことをご要望してきたこともあったね。

最初は何を言ってるのかわからないので、ずーっと集中してリスニングに徹した。すると、「KARAOKE Room」って単語が聞こえてきて、怒涛の英語の合間に「泊めて欲しい」という日本語が混ざっていたので理解できたのだ。辛うじて重要なポイントだけでも日本語を覚えててくれて本当に助かり、ホッとしたのを覚えている。

かなり楽しく働いていたんだけど、3ヶ月くらいで辞めてしまった。

その後、そのまんが喫茶は潰れて完全に消滅している。懐かしい思い出のひとつだ。

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