7年ぶりの兄弟キャッチボールを楽しんだ話

朝起きると台風はすでに立ち去っており、鮮やかすぎるほどの快晴だった。

 

昼食後、俺と弟は喜び勇んでグローブと新しいボールを持って外に繰り出した。

 

近場にちょうどいい広場があるので、そこでキャッチボールをすることにした。弟が不慮の事故で指を大怪我をして以降、実に7年ぶりとなるキャッチボールだった。

 

7年ぶりの兄弟キャッチボール

先日発表、発売されたばかりの新しい軟球を使って、10メートルくらいの距離からポーン、ポーンとボール回しをはじめた。「軟球ってこんなに硬かったかな」と内心ビビりながらも、10分くらいキャッチボールを続けていると次第に慣れていった。

 

 

 

学生の頃は「速ければ速いほど、威力があればあるほど良い」という感じでガンガン投げ込んでいたのが、10年ほど老いたからか、「制球が良ければ良いほど長く楽しめる」という風に考え方が変わったのに気づいた。イメージ通り、相手の胸元に放り込める快感に酔いしれた。

 

これも、少し前に読んだ「草野球バイブル 江夏の法則」のおかげだろうと思った。

 

 

途中、何度か暴投して草むらに飛び込んだボールを追いかけていったところ、やたら鋭利な雑草に切られてズタズタになってしまった。当然オロナインも赤チンも持っていないので、ペットボトルの水を口に含んで、日本酒に見立てて飛沫をあげて応急処置をしておいた。

 

 

投球練習開始!

やがて、投球練習を開始。

 

 

弟は、中高生時代に得意としていた数種類のフォークボールスライダーシンカー

 

かねてから投げてみたいと考えていたというカーブ縦スラチェンジアップを投げ込んでいた。

 

怪我後初めて投げるフォークは、7年前と比べて少しだけキレを失っていたが、それでもバスケ部が投げる球としては充分な威力を誇っているように思えた。

 

そして、初めて投げるという縦スラに関しては、指先の力加減を調節して変化量をコントロールしているようで、ブレーキを強めにかけてみたり、回転数を意識した強い弾きをかけてみたり、いろいろと試しているようだった。

 

受け手としては、同じ球種でも投げるたびに質が変わってくるので、少々難儀したが、それはそれで面白いと思い、楽しめた。

 

 

特に受けていて怖かったのが、ふざけて投げる「ワンシーム」

 

弟のソレはヘンテコな回転がかかっているのか、グローブの手前で急激にブレるため、瞬間移動するように見えるのだ。それが100km/h前後で飛んでくるのでまあ恐ろしかった。

 

一方の俺はと言うと、自慢の「曲がらないカーブ」「落ちないSFF」「曲がったように見えるスライダー」など、実質は汚い回転のストレートを機嫌よく放り投げていた。途中、オーバースローで投げるのに飽きて、サイドスローやアンダースローで投げて楽しんだ。やっぱり適当に見よう見まねで変化球を投げてみるのが何だかんだで楽しいな。

 

約1時間半ほど続いただろうか。

 

ちょっとした脱水症状に陥ったのか、軽い頭痛と目眩がしてきたので今日の分は終了。全力投球出来ないままの弟は不完全燃焼だっただろうが、来週晴れてたらやろうということにして家に帰った。何のオチもないけど、愉快なキャッチボールだったので俺は大満足だ。

 

3連休の最後にキャッチボールが出来てよかった、よかった。またやろうぜ、弟よ。

 

 

 

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