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初めてのプロレステレビ観戦

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野球観戦歴が今年で20年目を迎える俺だが、格闘技の観戦歴となると今年で22年目になる。
ボクシング、K-1、PRIDE、HEROs、DREAM。海外だとUFCも観戦してきた。だけど、俺が観てきたのは、あくまで打撃のある格闘技だけだった。(オリンピックにおける柔道は別として)そんなわけでプロレスはWRESTLE-1(たしかビル・ゴールドバーグが参戦してスピアーやジャックハマーを観た時)を除いて観たことがない。

 

完全にプロレステレビ初観戦というわけである。

 

相撲と同じで、プロレスから総合格闘技に参戦した選手(たとえば藤田和之や高山善廣、小川直也など)がリングインする際に流れる煽りVでは観たことがあるし、アメトーークなどのバラエティ番組で特集されていたのを観たこともある。が、ちゃんと観戦するのは初めて。

 

さて、俺が初めてプロレスをちゃんと観るというのを「これでもか」というくらいしつこく書き記したところで、気になったことのメモを記録していくとしよう。

 

 

観たもの

IWGPヘビー級 オカダ・カズチカVS内藤哲也

IWGPジュニアヘビー級 4WAYマッチ(マーティ・スカルVSウィル・オスプレイVS KUSHIDA VS高橋ヒロム)

 

気になったメモ

 

・オカダ・カズチカ、191センチの巨体ながら50m走5秒台。

・オカダのコブラクラッチを食らって、前に内藤哲也は落とされているらしい。

・試合序盤で、「有田と週刊プロレスと」か何かで聴いた「金の雨を降らせる」「レインメーカー」というフレーズが飛び出し「これや!」とテンションがあがる。

・わかったこと→プロレスラー=身体能力と体力(打たれ強さ)が尋常ではない超人。

・内藤によるフランケンシュタイナーみたいな技が飛び出した。

・ムーンサルトを平然と決める巨体(内藤)。

・ツームストーンパイルドライバーなど、どっかで聴いたことのある(でも、観たことはない)技がいっぱい飛び出す。

・「相手の体(腕)を軸にぐるりんと逆上がりするみたいな技(デスティーノ)って凄いなあ」と思っていたところ、観戦後調べてみたら「内藤が2015年5月のメキシコ遠征中に現地の公園で子供が逆上がりしている姿を見て閃き、開発したとされる技」とウィキペディアに書いてあった。考えてもみてほしい。人の体(腕)を鉄棒みたいにしてぐるりんと回転することなんて、普通は思いついても出来ないよなあ。

・「なるほど。技受けるの前提でリングにあがる、こんな人たちが裸拳使ったら大怪我するわなあ」

・レフリーの靴、めっちゃ赤い! ボウリング場で借りる、足の小さい人用の靴か異人さんに連れられた女の子みたい。

・ドロップキックの打点が異様に高いオカダ。

・最終的にレインメーカー→片エビ固めでオカダが勝利(34分26秒)。これでオカダはIWGPというタイトルを9度防衛したらしい。

・オカダ・カズチカが1987年11月8日生まれで俺が1988年11月9日生まれ。ほぼ丸1年違いに微妙に驚く。

・内藤哲也が世界のキタノと同じ足立区出身という事実に「おおっ!」と感嘆。

→オカダVS内藤戦が終わると、突然次の試合が始まってった。

・4WAYマッチ?→どうも4人のプロレスラーが一気にリングに上がって戦う「大乱闘スマッシュブラザーズ」的な戦い方らしい。解説(多分蝶野)が自分は3WAYはしたことがあるけど、4WAYはしたことがないみたいなことを言っていたような気がしないでもない。いかにもプロレスっぽい無茶な面白い試みだとは思ったものの、こちとらプロレス初観戦。一気に初見のプロレスラーたちが登場し、一体誰を観ていれば良いのかプチパニック。

・マーティ・スカルという、IWGPジュニアヘビー級チャンピオンの人が謎の怪鳥ポーズをしていた。

・ウィル・オスプレイが場外のセットをよじ登り、くるんっぴょーんとした。

・リングにあがった4人(マーティ・スカル。ウィル・オスプレイ。KUSHIDA。高橋ヒロム)が子どもの喧嘩みたいにポカポカ殴り合う。

・プロレスラーは空中で相手捕まえて技をかけられるんだなあ。

・スカルが高橋ヒロムを場外の鉄柵にテープで固定。

・スカルが隠してたケースから何かを取り出す。
→実況「これは何だ!? ……これはパウダーです!」俺「?」

・スカル、隠していた傘を振り回し、傘がボロボロになるほど殴りまくる。→突然オスカッターという技でウィル・オスプレイが王者返り咲き。

 

まとめ

 

面白い。異様に高い身体能力。技を繰り出すのと、受けるために鍛えた体。信じられないほど柔軟な体。60分近く動き続ける体力。まともじゃないね。

 

俺のよく知る格闘技とは一味も二味も違うタイプなんだなと改めて思った。なおかつ、それぞれの個性を出してキャラクターも見せなきゃいけない。「見せる」というか「魅せる」ための演出も用意するだろうし、そのために耐えないといけないタフさも必要になってくるだろう。テレビ観ながら、「スゲェなあ」と何度漏らしたかわからない。初めて観るプロレスラーたちを尊敬しながら観てたな。

 

よくプロレスに対して批判的(八百長だ的なアレね)なことを言う人がいるが、テレビ越しながら「そういうことじゃないんだろうなあ」というのがわかった。そもそも相手の技を思い切り喰らうの大前提でリングに上がるんだから。2メートル超えの100何十キロの大男と戦うにあたって、めちゃくちゃ技を喰らうってわかっててリングに上がるのって、他の競技にはない怖さがあると思うもんな。蹴り飛ばされたり、ものすごい高さからリングに叩きつけられたり、場合によっては道具使われて殴られるというのが前提の恐怖ったらないよなあ。

 

それから、刃牙の板垣先生か、夢枕獏先生かが表現してたじゃん。「プロレスは一瞬のうちに覚悟を決める」って。「その覚悟の量を誤ると死んじゃう」みたいなことを書いてた気がする。観戦しながらそれを思い出して、本当にそういう世界なんじゃないかなって思った。(あれ? 違ったっけな。餓狼伝か何かで読んだ気がするんだけどなあ)

 

それにしても4WAYマッチなんて言い出して、いきなり4人もプロレスラーが出た時はどうしようかと思った。

 

「やばい、全然知らないのにいっぱい出てきた!」って。でも、強い興味を持ったものって一瞬で覚えられるものなんだな。野球選手や今まで観てきた格闘家だって、初見でも1試合観終える頃には何となく名前くらいは覚えてるもんな。オカダ・カズチカ、内藤哲也。マーティ・スカルにウィル・オスプレイ。KUSHIDAと高橋ヒロム。ちゃんと覚えた。まだまだ面白いレスラーはいっぱいいるだろうし、まだバラエティで観て好きになった真壁刀義も観てないし、ちょくちょくプロレスを気にしておかないとな。

 

多少演出くさくても、熱い展開には素直に燃えてしまう単純な性格をしているから、きっと俺はプロレスもハマっていけるのではないかと思っている。

 

 

 

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