徳島県民による徳島観光

徳島で生まれ育ったアンチ徳島の俺が徳島を巡るワケ

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徳島に生まれ育ち30年。(間4年ほどは大阪に住んでたけど)
  俺は、「自分ほど郷土愛のないやつはいないだろう」と自負するくらい徳島嫌いの徳島県民だった。

徳島生まれ徳島育ちのアンチ徳島

約30年生活してきて、徳島がいかにアピール下手な不器用な県であるかを痛感している。もしかすると、積極的に自分達の良さを押し出していくのに照れがあるのかもしれない。

だから、「徳島の良さは?」「徳島のおすすめは?」と県外の人や外国人に聞かれても「うーん、ないねえ」「阿波おどりかなー」「すだち、すだち」と言ったガッカリさせるような答えしか返せない。

結果、「徳島? どこだっけ?」「徳島? 何かあったっけ? うどん? 坂本龍馬? みかん?」みたいな認知度にとどまってきたわけだ。

そんなスーパーぶきっちょな徳島が長らく大嫌いだった。「なんだ、この辛気くさい、しょぼくれた県は! 」と思っていた。「良いとこ何にもないんかい!」と。

空回りする徳島を眺めて気づいた同族嫌悪

かと思えば、突然「VS東京」を宣言して動画をYouTubeにあげて世間を軽く引かせる。比較的穏やかな県民性を考えると、大都市に喧嘩を売る演出はあってない気がして、面白がりながらも「あー空回りしとるわ」と思いながら動画を観てた。(結局、この宣言がどうなったのかは知らない)

不器用でアピール下手で空回り。
なるほど。俺とまるで同じだ。
ダメなところが特に同じ。つまり同族嫌悪してたんだね。

「単に不器用でアピール下手なだけなんだ」と気付いてく内に、だんだん親近感が沸いてきたのさ。

俺と一緒じゃねえかってね。

親近感が湧いてくると、今度は「よし、俺が代わりにひっそりこっそりアピールしてやろうじゃねえか」という気持ちが芽生えてきた。

何が阿波おどりだ。

他にももっとすげえのがあるはずだ。そいつをアンチ目線で紹介すりゃ、長らく勘違いで嫌っていた故郷へちょっとくらいは罪滅ぼしが出来るんじゃなかろうかと思っているわけさ。

(何を隠そう、俺は徳島以上に阿波おどりが大嫌いなのだ。その理由はまた後ほど)

とは言え今でもアンチ徳島

一応言っとくと、
今でも立ち位置は「アンチ徳島」だ。

だけど、嫌う理由が「同族嫌悪」だけじゃおかしい気がするから具体的に「あら探し」をして「嫌う理由をほじくる」ために徳島中を巡りまくるのだ。本当だよ、アンチなんだから。

具体的に理由を見つけるためには、実際に訪れて体験体感していくしかない。だから、いろいろ回って「あら探し」をしているわけだ。

こんな話を友達に話したときに言われたのが、「嫌よ、嫌よも好きのうち」「知ってる? 好きの反対は無関心なんやで?」俺の天の邪鬼を見透かしたように笑いながら言ったのを覚えてる。「なるほど。実は俺は徳島が好きなのかもしれない」と思わないでもないけど、素直に認め受け入れるわけにはいかない。何故なら「嫌う理由」と同じように「好きになる理由」もはっきりしないから。

そろそろ鈍感、おおらかな人も気付いたろうか。俺が筋金入りの面倒くさい男であることが。

とにかく、アンチ徳島として「嫌う理由」と「好きになる理由」を同時に探していこうと思っている。

これがこのブログの新たなテーマであり、しばらくの間の目標だ。(飽きない限りは続くだろう)

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