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「徳島のサグラダファミリア」大菩薩峠と心霊スポット「日和佐トンネル」にまつわる怖くない話

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お盆2日目のメインは、

誰が呼んだか「徳島のサグラダファミリア」こと大菩薩峠という喫茶店。

なんでも40年くらい前に、そこのマスターが自力でレンガなんかを組み上げて建て続けていた喫茶店なんだって。で、まだ完成に至ってないと。それで「徳島のサグラダファミリア」なんて言われてるらしい。

ちなみに、俺の両親ともに若い頃に大菩薩峠に行ったことがあるらしい。

当時は暴走族のたまり場で、ヤンチャな若者で賑わっていたそうだ。今は多分違うと思う。

でもね、大誤算しちゃったんだ。。。

周到すぎた俺の大誤算

いかに徳島と言えどもお盆休みは激烈に混む。いたるところで渋滞が起こる。。。

俺はこの世で「渋滞」が最も嫌いな男。だって、渋滞ってのは車に閉じ込められて何もできなくなることだぜ? これほど時間を無駄にすることはないよ。。。

だから、俺は早めに出た。前夜8時半くらいに寝て、朝3時に起きて準備して5時過ぎに家を飛び出たのだ。

もちろん車はほとんど走っておらず、快適快適。……快適すぎて超高速で目的地にたどり着いてしまった。。。

で、大菩薩峠のオープン時間が朝の10時からなんだけど、俺が到着したのが朝の8時前だったわけ。さすがにここで2時間も粘れねえから、周辺を巡って帰ってこようと考えた。

だけど、万が一再びこっちに来られない可能性もないわけじゃない。だから、外観だけでも撮っておこうと写真を撮りまくっておいた。

でも、凄いよね。これを自分で組み上げてったんだもんな。

で、ここからが俺の大誤算連発の1日のスタートだったわけだ。

お松大権現あたりまでは良かったんだけど、ここらへんから予定が狂いはじめた。

大菩薩峠から50分ほど車を走らせると、蒲生田岬(がもうだみさき)というところに行ける。聞いた話じゃ、「狭い道を通っていく」というのと「あんまり人はいないだろう」ということだったので、余裕ぶっこいて行ってみた。すると、びっくりするほどたくさんの車が止まっており、半裸の男たちがご機嫌でサーフボードを磨いているではないか。。。

しかも、狭く細長い道に沿って駐車しているため、下手に留めて岬に行けば、後ろにどんどん車が停まっていき、サーフボードどころか水着すら持ってないのに1日中海にいなきゃいけなくなるかもしれない。

なので、泣く泣く諦めて来た道を戻った。

その途中、立ち寄ったのがココ。

心霊スポット? 日和佐トンネルの怖くない話

でね、「せっかくだから心霊スポットも見ていこう」と思って立ち寄って、写真撮ってたの。

「日和佐トンネル」もそのひとつで、「真夜中にトンネル付近にある公衆電話が鳴る→幽霊からの電話」みたいな噂があるらしいんだな。

で、パシャパシャ撮ってたわけ。

「これが噂のトンネルか。どことなく不気味だなあ」

「おっ、公衆電話。コイツが夜中に鳴るってやつかな」

そんなことを思いながら撮ってた。

そんなとき、ふと何か胸騒ぎがした。嫌な感じ。なんだか胸というか頭というかが、モヤモヤするんだ。

いやだなーこわいなーこわいなー。

何となく拭いきれない違和感がずーっとあるんだな。

一瞬、「これが心霊スポットの怖さなのかな」なんて思いながら、一旦車に戻ってトンネル越えてUターンした。

もう一度トンネルに入る瞬間、なんだか背筋がゾッとしたのは気のせいだろうか。。。

で、ずっと抱いていた違和感は家に帰って、写真を確認するときまで続いていた。

「やっぱり何か変だ」と思いつつ、写真を一枚、二枚とチェックしていく。お松大権現や途中で寄った神社なんかの写真がいっぱい出てくる。

それでね、日和佐トンネルで撮った写真を見た瞬間、凍りついたね。

「ああああっ!」

俺は気づいちゃったんだ。この日ずっと拭えなかった違和感の正体に。

違う!

こっちじゃねえ!

わかりますよね? トンネルってのは入り口があって、出口がある。俺は日和佐側から入って、山河内側へ出て、Uターンして日和佐へ戻っていったんだ。
  俺はてっきり日和佐側を心霊スポットだと思いこんで、撮ってたんだけど、違ったんだ。心霊スポットだったのは山河内側の公衆電話だったんだな。
  だから、本当は日和佐側から走り抜けて左側にある公衆電話に行かなきゃいけなかったんだ。。。

よくよく考えたらトンネル出て、Uターンして戻る時に「へえ、こっちにも公衆電話があるんだな。こっちのほうが不気味じゃね?」と思ったんだ。。。

そっちが心霊スポットだったようです。。。

で、俺が写真撮りながら「変だな」と思ってたのは、ネットで見かけたスポットの写真と何か向きとか感じが違う気がしてたからなんだな、多分。

結局、全然心霊スポットでもなんでもない、単なるトンネルとその入口前の普通の公衆電話を撮っちゃったんだな笑

もし、本当に幽霊がいたなら、「あっ、アイツ間違ってる! 教えてやろうかな。でも、バカで鈍感そうだし気づかねえだろうな」と思われただろう。

ちょっと2日目は裏目、裏目に出ちゃう日のようだ。

その他スポット

船瀬海岸公園

ここのトイレで驚いたのが、トイレに生きたカニが走り回っていたことだ。

写真撮りたかったんだけど、運悪くサーファーもトイレにいたため断念。

八幡神社

牛とお相撲さんとフクロウと犬と猫とを祀っているのかな。

正直、岬へ行けなかったショックを引きずっていたため詳しくは知らない。。。

(もし、順序が逆でお松大権現がこの後なら元気を回復出来たかもしれないが。。。)

アンラッキーDAY

そして、悪いことは続く。

疲れが抜けきってなかったのか、ボケっと大菩薩峠の前を素通りして帰宅してしまうという大ボケをかましてしまう。。。

何たることだ。。。マヌケにもほどがある。。。

結局、2日目にしたことはネコネコして、開店前の喫茶店の外観を撮って、岬にサーファーたちを見てとんぼ返りして、心霊スポットでもないところを「心霊スポットだ」と思い込んで撮って、メインを忘れて、疲れ果てて家に帰ってきちゃっただけっていうね。

でも、唯一良かったのは天気予報では降水確率高めで、雨が降ると言われてたんだけど、ほぼ晴れてたことだな。(ネコネコ出来たのも良かった♪)

途中雨が降ったは降ったんだけど、全部車の中にいるときだったので俺は1秒たりとも濡れてない。俺が車を降りるときは晴れてるのだよ。相変わらず素晴らしい晴れ男ぶりだな、俺は。

てるてる様って呼んでくれたまえ。めっちゃマヌケだけど。

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