遊撃手
このポジションも名手がたくさんいるが、ここは中利夫を推したい。
首位打者と盗塁王を1度ずつ獲得しているプレイヤーで、2000本に迫る安打数、139本塁打、347盗塁、153犠打などあらゆる場面において高次元で器用にこなせる渋さが魅力。
シーズン350刺殺を2度も記録するなど守備でも能力の高さを発揮した。
高木守道との連携プレーが凄まじかったと言う。
アライバ(荒木・井端)のように中日にはコンビネーション抜群の二遊間コンビが何十年かに一度現れるのかもしれない。
三塁手
ここも一塁手と同じで誰がどう考えても長嶋茂雄が圧倒的人気であることに間違いない。
だが、あえて違う人選にするとするなら……「怪童」中西太か、「ミスター・タイガース」藤村富美男か、掛布雅之か「鉄人」衣笠祥雄か。
迷いに迷って、中西太だ。
首位打者2度、本塁打王5度、打点王3度。打撃に関しては文句なしの名選手。
巨漢ながら142盗塁をするなど意外さも持ち合わせている。三塁手の頭をかすめた低い弾道の打球が伸びてスタンドに突き刺さった伝説を持っている。