捕手
迷わず「ノムさん!」と野村克也を挙げよう。
意外なことに野村はセンチュリーベストナインにおいて捕手部門を弟子だった古田敦也に1位を譲っているのである。
だから、ここは即答で決定。野村といえば657本塁打を始めとして、三冠王になったり、クイックモーションを編み出したり、ささやき戦術を徹底したり、データ野球を取り入れたりと数字に現れない部分でもプロ野球界に貢献してきた大選手だ。
また二冠王に輝いたにもかかわらず、減俸された悲劇のエピソードも哀愁バツグン。
中堅手
……うん、福本豊かな。
やっぱり日本球史で唯一の1000盗塁を突破した盗塁王は外せない。
それに何と言っても、「パンチ力がある」程度では済まされない打棒も魅力的だ。
200本塁打、2500安打、2割9分1厘という成績はまさに盗塁のコツを聞かれた際に「まず塁に出ることやね」と言ったことを証明するものと考えていいだろう。
右翼手
迷いに迷って新庄剛志。
ひとりだけダントツで若い感じになっちゃうけど、やっぱり新庄のような華のある選手は欲しい。
それに何より守備が上手いし、とんでもない肩の強さ。
野球におけるいくつかの要素のすべてを大きなスケールで備えているのがポイントだ。
そして、チームにいるだけで雰囲気が明るくなりそう。
余談だけど、1999年に一度だけ投手挑戦みたいなのが話題に上がったね。150キロが珍しかった時代に、球速145キロは魅力だよなあ。