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日本球界に永久欠番はいくつあるか知ってる? 前編

投稿日:2017年3月29日 更新日:

 

問題です。日本球界には永久欠番がいくつあるでしょう?

 

 

メジャーリーグにくらべて日本球界の永久欠番は多くない。セ・リーグパ・リーグ合わせて17個しかないのである。

現存する日本球界の永久欠番は以下の通り。

 

 

 

読売ジャイアンツ

1番 王貞治

ベーブ・ルースを抜き、ハンク・アーロンを抜き、世界中で尊敬される偉大な本塁打王。もはや説明不要の大打者。入団直後は「三振王」と野次られるほど打てなかった。

3番 長嶋茂雄

ミスタープロ野球。ルーキーイヤーからいきなり本塁打と首位打者の二冠王。打って見せ、守って見せるスーパースター。実はメジャーリーグ挑戦に憧れを持っていたらしい。

4番 黒沢俊夫

とにかく足の速い選手で、8年の現役生活の中で11度ものホームスチールを決めている。また1試合に2度もホームスチールを決めたこともある。しかし、腸チフスによって44年シーズン途中に死去。

14番 沢村栄治

言わずと知れた伝説の投手。高校生の頃に全日本代表に選ばれ、ベーブ・ルースやルー・ゲーリッグなどバリバリのメジャーリーガーたちを相手に大活躍。あまりの凄さにカージナルスのスカウトがサインを求めるファンに紛れ込んで、英語のわからない沢村に契約書にサインを書かせて引き入れようとしたのは有名な話。

16番 川上哲治

打撃の神様。「ボールが止まって見えた」という名言や巨人をV9に導いた名将でもある。

 

またフィクションではあるが、巨人の星において主人公・星飛雄馬が巨人入団の際に永久欠番である16番をつける。

 

34番 金田正一

不滅の400勝投手。日本球界80年以上の歴史で誰よりも勝ち星をあげた男であり、誰よりも敗北した男でもある。

 

終戦後、彼は「ラジオを組み立てる技術を学ぶ専門学校」に入学しようとするが、入学式の日に学校へ行くと潰れてしまっていた。

 

そこから一度は荒れて喧嘩三昧の日々を送る中で享栄商業高校野球部の選手と出会って、野球をはじめたというドラマがあるそうだ。

 

 

阪神タイガース

10番 藤村富美男

 

初代ミスタータイガース

 

物干し竿と言われた異様に長いバットを振り回し、豪快な性格をそのまま反映したような打棒でファンを魅了した。

 

その豪気な華は長嶋茂雄の憧れでもあった。「代打、ワシや」

 

11番 村山実

ザトペック投法という体全てを使うフォームで、一球一球に持てる力を注ぎ込んで投げる様は観る者に悲壮感を覚えさせるほどだったという。

 

投手でありながら、2代目ミスタータイガース(※賛否両論あるらしい)と呼ばれたのには、そういう実績以外の部分においても多くの人々を惹き付けて放さない人間味が大きく関係していたのかもしれない。

 

なお、ザトペックとは陸上選手の名前で、その走法とよく似ていたことからザトペック投法とついたそうだが、走法と投法が似ているとはどういうことなのだろうか。

 

 

23番 吉田義男

ムッシュこと吉田義男。捕球から送球までの速度が速すぎて、チームメイト(一塁手)から「速すぎて受けられないかもしれないから、もう少しゆっくり放ってくれ」と言われた。

 

困ったムッシュは、捕球した後二塁手に投げて、二塁手が一塁へ送球するという方法をとったという。

 

 

長くなったの続く。

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