モリーナのプロテクターにボールがくっつき、見失った隙に失点をしたニュースがあった。
俺もキャッチャーをしていたことがあるからわかるけど、プロテクターにボールがぴったりくっついて離れないなんて経験は一度もない。
プロテクターやボールの素材を考えても、「何か」が付着していなければくっつかないだろう。
もっともモリーナは「私のプロテクターに何かついていたって? それは馬鹿げた質問だ」と言っているみたいだけど、どうだろう。
それはさておき、今回は「不正投球」について語ってみようと思う。
ちなみに冒頭の4行とは無関係だ。ホントだよ( ̄ー ̄)ニヤリ
不正投球とは、簡単に説明すると「ボールや指に細工して投げたボールに独特の変化をもたらす行為」のことだね。
たとえば、エメリーボールという不正投球があるんだけど、それはボールにヤスリや爪なんかで傷をつけて投げる。傷ついたボールは普通のボールに比べて指のかかりが良くなるし、空気抵抗の受け方が変わるから、考えられないほどの変化をするんだね。実際にサンドペーパー(紙やすり)を隠し持ってマウンドに立っていた投手がいるらしい。
あと有名なのがスピットボール。唾や松脂なんかを利用して投げる球だ。こっちはエメリーボールと違って逆にボールの回転を抑えるから不規則な変化を見せる。(回転を抑えることでボールは打者の手前でストーンッと落ちる。原理そのものはフォークなど落ちる球と同じだろう)
そう言えば、松脂ってベトベトしてるよね。
うっかりボールに着いていようものなら、ボールがプロテクターにくっついても不思議じゃないね。
それはさておき、このような不正投球が存在しているというお話だ。
くどいようだけど、この記事は冒頭のモリーナどうこうとは関係ないよ。ホントだよ。