駄菓子の中にはただ旨いだけじゃなくて、一手間、一動作を加えて楽しむスタイルのものもある。
もちろん「そんな面倒なことをせずとも良いではないか」と思う人もいるだろう。
でも、本来駄菓子とは娯楽的食べ物なのだ。
だから、「わざわざ」「一手間をかける」という「遊び」を楽しめるようでなければつまらない。
カレーせんべい (カレーソース付き)
第25回全国菓子大博覧会にて名誉大賞受賞とのこと。(ウィキペディアにも載ってる4年に一度開かれる大きな大会のようだ。)
このカレーせんべいを作っている株式会社雷屋は、カレーせんべいを得意としているらしく、10種類ものカレーせんべいを販売している。
この手のせんべいはあまり食った記憶がないが、どんな具合なのだろうか。ちょっとしたイベント気分で開封してみよう。
おおっ、開けた瞬間にカレーの匂い! カレー大好き人間としては嬉しいお出迎えだ。
ひと袋に2枚のカレーせんべいが入っていて、一緒に「タレ」と書かれたカレーソースが入っている。
2枚あるので、1枚は普通にソースも何もつけずにそのまま食ってみた。
うん、ソースがなくても充分旨いカレーせんべい。
よし、それでは本気のカレーせんべいを食ってみようじゃないか。カレーソースをたっぷりつけていただきますだ。
なお、気をつけないといけないのは、思っている以上にソースが少ないので2枚ともソースで食おうとするとバランスよくかけないといけないだろう。
ソースは少し酸味のあるタイプ。原材料にトマトやリンゴが入ってるから、それらの酸味なんだろうと思う。
たしかにソースをかけた方が旨い気がする。……だが、少し辛すぎるかもしれないな。
ちなみに雷屋のホームページでは商品紹介と同時に辛さのランク付けをしている。このカレーせんべいは中辛を示す☆3つ。
それでも俺からすると結構辛く感じたから、最大の☆5つの「激辛カレーせんべい」はどれだけ辛いのだろう。想像しただけでゾッとした。
と思ったんだけど、よく考えたら2枚で1袋で充分なところを1枚に1袋分のソースかけてるんだからそりゃ辛いわな。。。ミスった。。。
お好み焼 ソース付き
カレーせんべいと同じく株式会社雷屋の商品だ。
スタイルもよく似ていて、2枚のせんべいに1袋の「タレ」が入っている。
写真を見てもらえばわかるように、せんべいには「ネギ(乾燥ネギ)」「粉末鰹節」「アオサ」。
かなり気合を入れて、お好み焼きを再現しているようだ。その心意気や良し。
例によって、今回も1枚は何もつけずにそのまま食ってみる。
旨い。たしかに旨いが、これではただの甘じょっぱいせんべいに過ぎない。お好み焼き感はまるで感じられない。
ソースをかけて食ってみる。……おっ、言われてみればお好み焼きっぽいような、違うような。。。
うん、そこはかとなくお好み焼き風だ。この「是か非か」の曖昧なところが駄菓子の醍醐味だと改めて認識した。
※ソースかけたバージョンの写真を撮る前にうっかり食っちゃったので、写真はありませんm(_ _)m