盛り上がったWBC
今大会も熱心にテレビ観戦をしていた。
連日、Twitterで知り合った人たちと一緒になって盛り上がって、ワーワー言いながらずっと観ていた。
先日のアメリカ戦は平日の午前中ということもあり、仕事で外回りをしていたので合間合間にアプリで試合経過を確認するだけだったけど、まあひとりで盛り上がっていた。
WBCは始まる前まであまりテンションが上がってなかったんだけど、やっぱり始まると野球熱が沸々と燃えたぎってくるね。それも予選からずっと手に汗握るような熱い展開が連続していたから、毎試合終了後にはへとへとになってしまう。
アメリカとの試合も惜しかった。先発菅野は素晴らしい投球で踏ん張っていたし、続く千賀も奪三振ショーを繰り広げて強打アメリカ打線を封殺していた。ただ、これまで調子の良かった打線のつながりがみられず、まさかの名手菊池のエラーや松田のファンブルで失った点を取り戻し切ることが出来なかったのは悔しかったな。(菊池がソロ本塁打を打ったときは思わずスマホ片手に叫んでしまったが)。
たった2つのミスが大きく日本代表に立ちはだかるかたちとなってしまった。
正直言えば、勝てない試合ではなかったが、アメリカ代表がしっかりと丁寧にプレーをして、その上で勝利という結果を手にしたことに対しては最大の賛辞を贈りたいものだ。
WBC振り返り……。
個人的に一番盛り上がったのはオランダ戦かな。
日付が変わるまで試合が続くという大熱戦。応援に関するツイートで大混雑。
菊池の美技に酔いしれ、秋吉とバレンティンのヤクルト対決も両者がニヤリと笑い合うところなどが格好良かったし、中田が本塁打打っちゃうところも痺れた。てんやわんや。お酒がグイグイ進んだなあ。
今大会で面白かったのは、小林の覚醒と千賀の好投。
「いったい何があったんだ。阿部は小林に何を教えたんだ?」と思うくらい、小林が活躍していた。
昨シーズンなどは打席に入る前から凡退する予感がしていたのに、今大会では「絶対何かが起こりそう」と思わせてくれる活躍だったね。
いいところでヒットを打ったと思うと、突然本塁打を放ち、ゴロを打ったと思ったら結果として相手をかき回すことになってセーフになったり。
またリード面でも頼もしく思えたのは、きっと気のせいではないだろう。全体的に強気なリードという印象だ。
様々な場面でその強気さが良い感じで活きていたような気がする。直球も変化球も小林の構えたミットに吸い込まれているように見えた。
自慢の強肩で盗塁を刺すシーンも観られたし、小林様様だった。
それから千賀も素晴らしかった。150キロ超の豪速球は威力充分で伸びも素晴らしく、名だたる強打者たちをきりきり舞いさせ、代名詞でもある「お化けフォーク」も見事に決まっていた。そして、何よりも顔つきが良かったと思う。
どんな打者を迎えてもきりっとした鋭い目つきに動揺は感じられず、マウンドさばきも堂々たるもので安心感があるように思えた。
名シーンを振り返れば、いくつ記事を費やしても足りないくらいだからこのくらいにしておこう。