ノムさんの真似をしてたらデッドボールを喰らった
キャッチャーは対戦相手から見て、
偉大なキャッチャーの真似をして、「意地悪」なプレイに徹してみると面白いように決まることがある。
これは俺がノムさんの書籍を読み漁り、
あまりに「意地悪」が過ぎたのか、1試合で2度デッドボールを食らわされ、
投球は「ワンペア」単位で考える
シュートボールを生かすために逆にスライダーでワンペアという具
「外角低目に投げるストレートの制球力」と「
→他の球も活きてくるから勝ち星は増えていく。
「試合」ではなく「勝負」すると考える
フルカウントだからストライクを投げなければならないというルー
→まさしく相手の裏をつく発想。「こうなのだから、
牽制球の真の目的
- 「走者に良いスタートを切らせない、あわよくば刺す」こと
- 「相手の作戦を見破る」こと
投手に牽制させて、走者の雰囲気を含めた様子や仕草を観察する。
100%ストライクを投げるべき場面で首を振らせる
3ボール0ストライクや3ボール1ストライクのように、
→シンプルに打者に迷いを生じさせる。ようするに、
ささやき戦術
ノムさんといえば「ささやき戦術」と思われがちだが、昭和プロ野球においては大抵のキャッチャーがこの戦術を用いて打者をかく乱させていただようだ。
しかし、ノムさんのそれは週刊誌記者たちも真っ青な裏付け調査に基づいた威力抜群の戦術だった。ターゲットとなる相手チームの選手が通っているクラブに通いつめ、そこで女性たちから情報を集めまくり、その情報をベースにした話をささやき、打者を打ち取ったのである。
なお、これのやり過ぎでノムさんは張本勲にキレられてバットで頭を殴られた。
さらに余談だが、俺もやり過ぎて冒頭で言ったように、デッドボールを喰らい、体当たりでふっ飛ばされたのである。やり過ぎ注意。
まとめ
ノムさんの野球が面白いのは、創意工夫を凝らして補い、
「あるものをないように」見せたり、「ないものをあるように」
ノムさんに憧れるあまり、著書を読み漁り、インタビューなんかの発言を聴きまくり、真似をしてみたら痛い目にあった。
だが、それは相手がまんまと戦略にハマってイライラしたからだとも捉えられる。(いや、そう前向きに捉えなければ痛い目にあった甲斐がないからね)
俺が痛みと引き換えに体感できたことは、「ノムさんの戦略は概ね正しく、効果は抜群だ」ということだ!