何だかんだと5回目のうまい棒シリーズ。
結構続くもんだなあと我ながら関心してしまう。
大したレビューはしてないし、食レポモドキにすらなってないけど、
「今日はどのうまい棒を食おうかな」とわくわくしながらやっている!
今から3年前の春に登場したプレミアムうまい棒。値段は通常のうまい棒の倍の20円。
いわゆる「大人の駄菓子」をコンセプトに作られたと言っても過言ではないシリーズだ。
2017年5月現在、3種類のフレーバーが存在する。
「モッツァレラチーズ&カマンベールチーズ味」「明太子味」「わさびソースの和風ステーキ味」
という気合の入ったフレーバー揃いである。
プレミアムうまい棒 モッツァレラチーズ&カマンベールチーズ味 Wテイスト
モッツァレラチーズは、イタリア産のチーズ。クセがなく、誰でも馴染みやすいタイプのチーズ。本来は水牛の乳で作られるらしい。
カマンベールチーズは、フランス産のチーズ。「チーズの女王」と呼ばれている。独特のコクがある。
そんな二国を代表する世界的なチーズ界のスター選手夢の共演を実現したのが、このフレーバーなのである。
松井秀喜とデレク・ジーターが仲良く並んでいるのを観たときみたいな、嬉しい共演。
さて、話をうまい棒に向けていこう。
さすがは「プレミアム」を謳っているだけのことはある。たっぷりのチーズパウダーがふんだんにまぶされており、チーズ好きの琴線を震わせてくる。
匂いを嗅いだだけで、「ああ、これは旨いチーズが出てきたな」と直感させてくれるのだ。
そして、肝心要の味。何か凄まじく濃厚なチーズを喰らっているような気持ちになるお味。これは旨いね。
「チーズ味」も旨いし、トマト+チーズの「ピザ味」も旨いけど、このプレミアム感はまた別格。
今度チーズ嫌いの友人に食わせてみようと考え中。
プレミアムうまい棒 明太子味
通常のうまい棒には、人気ベテラン選手「めんたい味」が長らく主軸打者として活躍している。
だが、彼は「めんたい」であって「明太子」ではないわけだ。この両者の違いは何か。
答えは単純明快。
原材料に「めんたいこ」が表記されているか否かである。この違いは大きな違いだ。
「明太子味」にはハッキリと「乾燥めんたいこ」と書かれている。
正真正銘の「明太子味」という証明なのである。
しかも、原材料に「魚醤」まで使う念の入れよう。これで旨くないわけないじゃない。
魚醤とは……魚を塩と共に漬け込み、自己消化、好気性細菌の働きで発酵させたものから出た液体成分が魚醤で、黄褐色 - 赤褐色、暗褐色の液体である。熟成すると、特有の香りまたは臭気を持つが、魚の動物性タンパク質が分解されてできたアミノ酸と魚肉に含まれる核酸を豊富に含むため、濃厚なうま味を有しており、料理に塩味を加えるとともに、うま味を加える働きが強い。また、ミネラル、ビタミンも含んでいる。(Wikipediaより)
味は物凄く濃い明太子。白飯が欲しくなる明太子。博多へ出張に行ってきたお父さんのお土産・明太子。
なんてうまい棒なんだろう。うますぎる棒だ。だが、唯一の弱点は、「めんたい味」ほど頻繁に食べるようなものではない気がするところだ。
何か特別なタイミングでご褒美として食べるくらいでちょうどいい。
プレミアムうまい棒 わさびソースの和風ステーキ味
「わさびソース」だ? 「和風ステーキ」だ?
そんなの旨いに決まってんじゃねえか。反則だ、反則。
目の前でシェフがデカイ鉄板で焼いてくれる、ナイフとフォークいらずの店のヤツじゃねえか!
あなたは見たことがあるだろうか?
駄菓子の原材料に「本わさび」と「西洋わさび」が並んで表記されているのを。
しかも、「オニオンパウダー」「スイートコーンパウダー」「ブラックペッパー」までが一堂に会する念の入れようだ。コイツぁ、うまい棒本気で来やがったね。
わさび好き+和風好き+肉好き+うまい棒好きの俺からしたら、盆と正月とゴールデンウィークと次のお盆が一緒にきたような気持ちになる1本。
匂いは重厚感ある「わさビーフ」みたいな香りだな。ほどよいわさびのツンの再現も完璧。
食べる前に密かに思っていたのは「涙が出るくらいツンとしたらガッカリだなあ」ということ。
プレミアムと名乗る以上は、「美味しいステーキにわさびを乗っけてもツンとしすぎない」という追体験をさせてくれると期待していたわけだ。
辛い系のお菓子はその辛さのコントロールが重要だと思う。
金に糸目をつけなければいくらでも辛くするのは誰でも出来るだろうが、「これくらいの辛さにしよう」とコントロールするのは難しいだろう。
だが、「うまい棒なら出来る!」と信じたのである。
そして、その期待は見事に果たされた。これ以上は語るまい。喰えばわかる。←初めて使う逃げ口上( ̄ー ̄)ニヤリ
次回、うまい棒シリーズ最終回!
おたのしみに!