思ひ出懐古録

ドッジボールは真似っ子で上達するものさ

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怪我と引き換えに得たヒント

そしたら、あるときサクラマ君がキャッチボールしてくれたんだ。そこで、初めて真正面からフォームが観られた。

で、思いきり突き指して包帯ぐるぐる巻きになっちゃうんだけど、ようやくヒントを掴んだ。

 

「あ! ボールを手首で巻き込むようにしてる」ってのがわかった。
つまり、サクラマ君も手が小さかったから、投げる直前までしっかりボールをキープするために巻き込んで固定してたわけだ。

それと腰の回転を軸にして、腕の振りを大きくすることで、遠心力をフルで使って投げてるのが感覚的に理解できたの。

 

で、そこからは真似た、真似た。何度も受けさせて貰いながら、真似た。そしたら、球速くなったんだ。失敗だらけの俺としては、数少ない成功体験だ。

 

サクラマ君の真似して、思うようにパワーアップ出来たことが自信になったんだろうね。かなり引っ込み思案な俺が、2年後にキャプテンやるんだもん。

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