思ひ出懐古録

わんぱくが過ぎて午前6時半に登校した話

投稿日:2018年5月1日 更新日:

基本、俺は朝型人間だ。

アラームが鳴って、ベッドを起き出すやいなや焼肉が食べられるくらい朝に強い男である。

(頑張れば徹夜も出来るが、大体11時くらいには眠くなる)

だけど、子どもの頃はもっと朝に強かったなと思い出した。

時速4キロ歩行の小学生

毎日朝6時半くらいに起きて、30分くらいで顔洗って、歯みがいて、飯食って「行ってきます」だったんだね。小学校までは片道1キロを歩いてくんだけど、それが大体15分かかってたから、朝7時15分には登校完了してたわけだ。(1キロを15分。つまり時速4キロで歩いてたんだけど、成人の平均歩行速度が時速4~6キロらしいから結構速くね?)

どうしてそんな早くに登校してたかっていうと、当時仲が良かった「いうっつぁん」が毎朝7時前くらいに迎えに来てくれてたから。それと、早く行くと運動場か体育館で遊べるからってのもあったね。

今思うと、朝っぱらから始業前に「ひと遊び(運動)しようぜ」って凄い体力だよなあ。

俺、自分は長距離が苦手だから、体力がない方だって思ってたけど、そこそこはあったみたいね。

自己ベストは朝6時半登校完了

ちなみに登校の最速時刻は、朝6時半だね。小学2,3年くらいだったかな。

その日のことはよく覚えている。3時間目で開放される半ドン土曜日だった。(当時は第2、第4土曜日が休みになって1,2年くらいだったと思われる)

いうっつぁんと話し合って、「おい、明日の土曜超早く登校してやろうぜ」ということになった。

理由はとくになかったが、鍵開ける先生を驚かせようみたいな程度のことだったように思う。

で、有言実行。

俺らはいつもよりも30分早く起き、準備を整え、家を飛び出した。

到着したのは午前6時30分。「これで先生びっくりするぜ!」

まだ鍵のかかったままの玄関前にランドセルを置いて、その上に座り込んだ。

待てど暮らせど来ない先生

ところが、待てど暮らせど先生は来ない。7時になり、7時半になり、8時前になり……。玄関の先頭で待ってた俺たちの後ろには、長蛇の列。1年生から6年生までの子たちがずら~っと並んでいた。もしかしたら、全校生徒並んでいたかもしれないな。

次第に「おい、もしかして今日休みなんじゃねえか?」と上級生たちが言い始め、それを真に受けた低学年の子たちが「えー」とブーブー文句を言うのが広まっていった。

さらに待つこと10分。遠くの方から、「ごめーん」と当時5年生の担任のI先生。

どうやら、休みと勘違いしてたらしい。

先生を驚かすつもりが、逆に俺たちが驚かされるはめになるなんて思ってもみなかったよ。

いやあ、懐かしい。

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