高校を「何となく」中退してみた。
俺は一度は普通に高校に入学して普通に過ごしていたんだけど、ある日突然「何か違うなあ」と違和感を覚えて高校3年生の9月に辞めた。
周囲は意味がわからなかっただろうと思う。振り返ってみたら、俺にだってよく意味がわからない。いったい何に違和感を覚えたのかさえ、10年経った今の俺にも曖昧なのだ。
まあ、とにかく高校中退で、その後ニートを3ヶ月くらいやってたんだけど、「何もしない」というのが非常に苦痛で、「このままじゃ頭が変になる」と思い、フリーターに転身して3ヶ月くらいバイトをした。
それから実家業を手伝い、約半年働いたんだけど、それも「何か違うなあ」となった。
行きたい学校が見つかり、高卒認定試験を知る。
そこでとりあえずネットでいろいろ調べた結果、高認(正式には高等学校卒業程度認定試験)という、かつて存在した大検みたいなものを見つけた。とりあえず「これに合格して、先を目指してみよう」と決めた。
この段階で俺の頭のなかにあったのは、とある大阪にある専門学校だった。(そこは文章やデザインを学べる学科があり、そこの担当顧問が好きな出版社の編集デスクだったのが気に入った)その学校に入学するためには高認を受からないと入学出来ない(高卒資格が必要だった)ので、わりと気合をいれて勉強できた。
専門学校のアレコレ
ちなみに専門学校と言うのはおおまかに2種類存在する。
認可された学校と無認可の学校だ。中卒で試験もなくスッと入学できる学校は大抵無認可で、卒業しても学歴に変動なし。
つまり、中卒のままってことだ。稀に無認可であることを隠している学校もあるので、電話やオープンキャンパスなどで直接聞いておこう!
天才ハジメちゃんに勉強を教わりはじめる。
俺の場合、高校3年生の9月まで普通に学校に行ってたから、日本史以外の教科は全部単位を持っていた。
だから、勉強するのは日本史ひとつ。
だけど、通ってた高校のカリキュラム上の問題なのか、世界史の授業は受けたことがあったんだけど、日本史は一度も受けたことがなかった。
まさにほとんど0からのスタートだった。
まずはドラゴン桜を見習って日本史のマンガを読んでみたんだけど、これがまあ頭に入ってこない。たまたま購入したマンガの絵に癖がありすぎて、個性的な顔ばっかりが頭にインプットされていった。
はい、マンガ作戦中止。
ちなみに教科書はあったんだけど、教科書ってわざわざ面白くないように書いてあるイメージだったから、一切開かずじまい。
そこで普通に本屋にいって天才バカボンのハジメちゃんが表紙になってる参考書みたいなのを購入。(余談だが、俺は第3作の平成天才バカボン世代なのだ)その世界一頭が良いでお馴染みのハジメちゃんに教わりながら、徹底して読み込んだ。
ハジメちゃんのおかげで大体の流れをつかめたので、そこからはひたすら過去問を解くことにした。
過去数年間分の過去問は文部科学省のホームページで無料でダウンロード出来るよ♪