これぞまさに一流声優の無駄遣い! 完全中継グレイテストナイン
これはセガサターンにおける野球ゲームのタイトル。
グレイテストナインには、ある意味「パワプロ」や「プロスピ」、「ファミスタ」などの超有名作品にも勝る、驚異的な魅力が備わっている。
それは、試合中の音声モードを切り替えると、「東京」「大阪」「愛知」「広島」「福岡」に切り替えられて、各地域の方言で野次を飛ばしてくれるモードがある。
その際に聞こえてくる声がまあ、豪華なのだ。
石田彰、うえだゆうじ、小野坂昌也、檜山修之というそうそうたるメンツなのである。
今、お願いしようと思えばとんでもないギャランティが発生しそうな、それだけでゲーム開発が滞って会社が破産してしまうんじゃないかというくらいの面々だ。特別マニアックな声優ファンでなくても、知っているレベルの声優さんたちを惜しげもなく器用しているのがセガの魅力。
続編作品「97」のエディットモードも秀逸だった
また続編作品「97」の選手エディットモードも面白かった。
単に能力値をいじるんじゃなくて、「怪我を恐れぬ熱血漢」「切り裂きフォーク」みたいなキャッチフレーズ的なものを選択して、能力が決まってく。具体的な数字ではなく、聞き心地から覚える感覚で選手が作れるのである。これが楽しくて、試合もせずに延々と作ってたなあ。
もちろん、純粋な野球ゲームとしてなら「パワプロ」「プロスピ」「ファミスタ」には劣るかもしれないが、面白さ楽しさを基準に考えると、他の野球ゲームにはない唯一無二な魅力がたくさんつまっているシリーズだと言える。
小学3,4年の頃に親父と弟と3人で勝負してたな。懐かしい。