午後5時15分すぎ。開場。
2時間半くらい並んで、ようやく入れた俺は無事先着1000名様限定で配布されるTシャツをいただいた。このTシャツは、この日仕事で来れなかった弟マー(元バスケ部)へプレゼントする約束だったので、無事入手出来て良かったよ笑
グッズやら何やらで手荷物がいっぱいになったので、一旦愛車・鉄の棺桶3号に置きにいくことにした。
購入したユニフォームとリストバンドを装備し、今度は腹ごしらえ。外のフロアにはキッチンカーがいくつか来ており、軽く食事を摂ることが出来るのだ。
迷いに迷って、「すだち鶏コロッケ」(VEGE HAPPY)と「すだちソーダ」(SCRABLE COFFEE)を買って軽く夕食にした。
ガンバロウズのカップが嬉しい。
どちらも旨い。ほどよくお腹を満たせた俺は、ごきげんで再入場し、自分の席を目指した。
今回俺が取った席は、コートサイドシート1列17番。誰も前に立ちはだからない、なかなか良い席である。
座ってみて驚いたが、まあ選手が近い。ちょっと俺の席は横浜エクセレンス側だったんだけどさ、やっぱり凄い嬉しくて、テンション上がるわけよ。
見て。横浜エクセレンスの選手たち。めちゃくちゃ強そう。
平良選手の鍛え上げられた肉体と、鋭い眼光。ファインダー越しにも感じる覇気。これぞ「戦う顔」というべき表情だろう。
試合前でこの迫力。俺の写真技術が低いから、伝わりにくいかもしれんが、かなり至近距離に選手がいるのはおわかりいただけるだろう。手を伸ばしたら、届くんじゃないかって感じ。
想像以上の臨場感に「この席にしてよかった」と思いながら、写真を撮りまくっていると、
「試合、楽しみですね」
と2つ隣の席の方から声をかけられた。
「めちゃくちゃ楽しみです!」と答えると、そこから色々お話が出来た。こういうのがスポーツ観戦の醍醐味だよね。
開場まで並んでたときもそうなんだけど、同じ目的があるから共感出来る話もたくさんあるから、結構いろんな人たちと気軽に話す機会が多くなる。
こうした交流から仲良くなり、一緒に応援していくような仲間が出来たりすると、より観戦が楽しくなるかもしれないね。
時間は進み、オープニングセレモニー的なイベントがはじまった。
噛み締めるような、藤田社長の挨拶も印象深かったな。内藤市長、後藤田知事の挨拶と、着実に歴史的なティップオフが近づいていくのを感じた。
選手たちや藤田社長たちによるサインボール投げもあり、開場は大いに盛り上がった。
そして、ド派手でカッコいい演出と共に選手入場。
#28 狩野選手に出迎えられる、#2 塚本キャプテンと暴君・#15 若狭選手、#10 駒水選手。3人共にこやか爽やかな笑顔である。
スターティング5
#1ジェレミーコームズ
#2塚本雄貴
#4テイブリオンドーソン
#8ジャワラジョゼフ
#9内藤健太
運命のファーストジャンプボール。
この瞬間から徳島ガンバロウズの歴史ははじまったのである。
#1 ジェレミー・コームズ選手が見事にジャンプボールを制して、幸先良く開幕戦がはじまった。
徳島ガンバロウズの初得点
試合開始直後の徳島ガンバロウズブースターの一番の関心は、「誰が初得点を決めるのか?」だっただろう。
俺はその瞬間を逃すまいと、全神経を集中しながら応援していた。
そして、そのときがやってきた!
第1Q #8 ジャワラ・ジョゼフ選手がフリースローを決め、徳島ガンバロウズの歴史的な初得点を飾った。
しかし、横浜エクセレンスは強い。
そうやすやすと初勝利までは譲ってくれそうにない。
序盤から中盤にかけては、なかなか一進一退の攻防が繰り広げられていた。徳島ガンバロウズが勝ち越す場面もあり、「いきなり初勝利!?」と期待が膨らんだ。