うつぼの唐揚げ

これは我々が最も気になったメニューのひとつで、やってきた瞬間の胸の高鳴りはなかなかのものだった。早速いただいてみる。
サクッ!
揚がり具合。身の弾力。香ばしい匂い。心地よい歯ごたえ。抜群のバランスで、ビールが進んだ。めちゃくちゃ旨い。
ハイボールやビールなどの炭酸にもよく合う。まさにアテ。これ、家でも食べたいなあと、わりかし本気で思った。
最近テレビで、うつぼ専門の飲食店が紹介されてるのを観たのだが、うつぼって調理が難しいらしい。だから、あまり提供するお店が少ないんだけど、かなり旨い食材なので、もっと一般的になるといいな。

我々は舌鼓を打ちつつ、酒をすすり、話しまくった。やはり、共感の深さが違う気がした。いわゆる「友達」とは異なる、単なる「知人」でもなく、「同志」のありがたみ。何かに夢中となり、それをさらけ出してないと出会えない存在と感覚。
そんなことを噛みしめつつ、表情はへらへらさせながら楽しんでいると、食べ物がなくなった。慌てて追加注文していく。「まだ、アレがきてないなあ」なんて思いながら。酒のお代わりもした。なまこマンさんは、焼酎ロック。俺は角ハイボール。
しかし、カウンター呑みも良い。
店の活気をダイレクトに味わえるのが最高だ。忙しなく働くお店の方々。ほうぼうから飛び交う注文の声。生け簀に泳ぐ魚たち。
飾られたサインや写真に目をやる。
「吉田類さん!」と心の師匠の写真や、金属バットやジェラードン、ひょっこりはんの寄せ書きサインを見つけた。
そんなこんなしているうちに、やってきましたるるは、
焼き鳥(かたい)&焼き鳥(やわらかい)

つくね焼き×2

串ものもめちゃくちゃ旨い。かたいとやわらかいを交互に食べれば、食感が変わって、噛むリズムを楽しめる。つくねも、ほどよいボリューム感があり、味も量もともに満足感が高い。
喰って笑って、呑んで笑って、喋って笑ってしていると、そこにとうとうやってきた。
待ちわびまくった、アイツ!
