徳島が世界に誇れる食べ物のひとつが、徳島製粉が繰り出すカップ麺たち。
大袈裟に言っているつもりはない。これが旨いんだ、本当に。
知らないうちにたくさん種類が出ていたので、6種類買ってきた。ゆっくりひとつひとつ食べて、感想を書いてみようと思う。
まずは、やっぱりこれからだろうな。
金ちゃんヌードル
金ちゃんラーメンと迷ったけど、ちょっと久びさに食べたかったからさ。許して。食べたかったんだもん。
じんわりと染み入る「しょうゆ味」。
シンプルでオーソドックスな、これぞ「徳島製粉」といった万人に受け入れられる味わい。
安心感のある、どっしりとした佇まい。徳島製粉の大黒柱といっても過言ではないだろうな。
かやくも「えび」「たまご」「豚肉」「しいたけ」など、特別ハデなものはない。だが、たしかな実力を兼ね備えたラインナップが揃っており、あなどれない。
麺は、太すぎず、細すぎず。
総合的なバランス感覚に優れ、なおかつ全体的にクオリティが高い。ひそかに「日○カップヌードルにも負けてない!」と思っているファンも少なくないと思う。
旨い。安心して旨さを楽しめる逸品だ。
直球でも変化球でも空振りを奪えて、完投でき、勝てる本格派投手のような頼もしさ。「こいつに任せときゃ間違いない」という圧倒的信頼感があるカップ麺。
未食の方はぜひ一度喰らってみてはいかがかしら。
ごちそうさまでした!
金ちゃんラーメン しょうゆ味
さて金ちゃんヌードルを食したあとは、やっぱりコレでしょう。金ちゃんラーメンのしょうゆ味。
じんわり染み入るような、どっしりとした味わいだった金ちゃんヌードル。一方、この金ちゃんラーメンしょうゆ味はというと、比較的あっさり、すっきり、なおかつ、しっかりした味わい。
具材も、卵、ネギ、ナルト、メンマという物静かな顔ぶれ。どこか庶民的で親しみやすいラインナップ。
強い味ではないし、派手なスターがいるわけでもない。それでも貫くストロングスタイルは、スープや麺に対する自信のあらわれと見た。
あと、卵がヌードルと違う気がした。こちらのは、ふんわりとろとろしており、たまごスープのそれに近い。メンマの食感も、コリコリと良いアクセントになっているね。
うまい!
時間帯問わず、いつでも美味しく食べられるラーメンだと思う。俺は、剣山の頂でこれ食べたい。山で食べたいラーメンナンバーワンだ!
ごちそうさまでした!
金ちゃんヌードル ど!にんにく
ちょっと疲れがとれないなあ。
そんなときは、やっぱりにんにくでしょ!
というわけで、今回はこちら。
比較的最近発売された新入りヌードル。
もうね、かやく入れて、スープの素を入れた段階、お湯を注いだ瞬間から強いにんにくの香りが漂いまくるんだな。これまで食べた金ちゃん系ラーメンたちとは、一線を画す、強烈なインパクトがあるね。
味は、「パンチがきいた塩タンメン」「野菜の旨味が溶け込んだ濃いめの塩ベースのスープ」(パッケージより)らしいが、その実力はいかほどか……?
麺は、やや太めでガツンとした食べごたえがある。
スープは、塩ベースのなかにピリッとにんにくや唐辛子の辛味が効いていて旨い。
フライドガーリックが目立つが、ネギやキャベツ、唐辛子が良い。とくにキャベツは良い仕事をしているよ。優しい甘さを演出してくれているからね。
ちなみに、このラーメンには具材として、肉や卵ははいっていない。あくまで野菜たちのみの共演である。
酒飲んだあとの〆にいいかも。
食後は、体がポカポカ温まり、力がみなぎってくる。元気が出るラーメンだ。匂いさえ気にならないなら、ぜひ食べていきたい大好きな味だ。
ごちそうさまでした!
金ちゃんラーメン 担々麺
具材が異なるね。
メインの具材は、ゴマ、ひき肉、チンゲン菜。担々麺といえば、な具材が顔を揃えているね。旨そう!
また、お湯を注ぐ前からゴマの芳ばしい香りが何となく漂っており、絶妙に食欲をそそる。なお、他のシリーズとは異なり、後入れ調味油なるものがあるのもポイント。
お湯を注いで、4分。
ここで後入れ調味油を入れる。すると、一気に変わる風貌。真っ赤に染まって、攻撃力が増したように見える。
いただきます!
思いの外、辛い! 思いがけずピリ辛だ。
あくまで「うま辛」レベルなんだけど、しっかり汗もかけるくらい気持ちいい辛さ。
ど!にんにくの後だからか、麺が細く感じる。
うま辛いスープによく絡むね。よりなめらかな口当たりの麺がたまらないな。
ゴマの芳ばしさ、調味油の辛味、ひき肉の肉肉しい旨味。三位一体の見事なお味。旨いですな。いちばん白飯が欲しくなる味だな。お見事!
ごちそうさまでした!
いやあ良い汗をかいたぜ!
金ちゃん 復刻版焼そば
金ちゃん焼そばは完全に初体験。
まあ、徳島製粉の麺が旨いのは知ってるんで何の心配もしていない。全幅の信頼を持って、中身チェック。
なるほど。
かやくと粉末ソースね。
かやくを入れて、沸かしたお湯を注ぐ。待つこと3分。
いわゆる焼そばの濃いソースの香りが立ち込めている。
いかにもモチッとした麺にソースがよく絡む。
甘味、辛味、酸味がバランスよく融合されていて、奥行きある旨いソースになっている。
麺も、モチモチ、ツルツル、プルプルしている。
また、よく見れば少し四角いようだ。これが心地よい食感と抜群の食べごたえの正体か。
かやくはシンプルにキャベツのみ。なかなかのストロングスタイルだが、これによりソースと麺をしっかりばっちり楽しめる。素晴らしい構成である。なお、キャベツも素晴らしく、柔らかくて甘く、ソースのなかでキラリと存在感を輝かせている。
いやあ旨かった!
最近はあっさりした塩系焼そばに傾倒していたけど、やっぱりソース焼そばはテッパンで旨いな。……ややこしい言い回しになってしまったが、気にしない。
ごちそうさまでした!
次はいよいよラスト金ちゃん! 楽しみだぜ。
金ちゃん しお焼そば
粉末ソースを入れた瞬間から黒胡椒の香りが立ち込める。この時点でレモンの香りは感じられないが、トータル食欲そそる良い香りだ。
それでは早速いただきます!
しっかり黒胡椒が効いたガツンとした味わい。てっきりあっさりしているのかと思っていたが、結構濃いめの味つけ。印象としては、夏場の炎天下でBBQの傍らで焼いて食べたい味がした。
粗びきな黒胡椒が、本当に粒だっており、「つぶっと ガリっと!」の文言に偽りなし。いいね。
また、口に含むとレモンの風味が存在感を増す。とくに麺をかきこむようにすすると感じられる。
ちなみに、かやくはキャベツのみ。黒胡椒とレモン、塩の味を楽しむのには、あまり具材は必要ないのかもしれない。個人的には豚バラ肉の甘みや、魚介類も合うんじゃないかと思うけど、別に物足りなくないので問題なし。
ただ、もう少し量があると嬉しいな。
あと50グラム麺を増やして欲しい。小麦粉の値上がりに悲鳴が止まらないご時世に言うことではないけどね笑
いやあ食った食った。食いまくった。大満足だ。
どれも旨かったし、どれも大好き。だけど、しいて1つ選ぶとしたら……んー、しお焼そば かもしれん。物足りなさというか、「もうちょい食べたい!」と感じたから。
とにもかくにも、ごちそうさまでした!
どれもこれも大変おいしゅうございました!
ありがとう、金ちゃんたち!
実はまだ食べ切れてないっぽいので、またお店で見かけたら購入して食べてレビューするで。
今回はここまで。
それではまた、したらなー。