汽車の定期を持っている間に、未開拓の徳島駅らへんのラーメン屋を網羅する作戦実行中だ。
今回は第2弾。
向かったのはこちら。
銀座一福 本店
徳島県でラーメンを調べると、必ず良い感じの位置で名前を見かける店である。
今回はこの銀座一福 本店でラーメンを食べるためだけに汽車に乗り込んだ。無論、行きも帰りも寄り道なし。食べたら真っ直ぐ帰宅である。
さて、銀座一福 本店。実は駅からは10分強歩かねばならない。この日はなかなかのお天気で、暑さのあまり行き倒れが心配だった。が、何とか日陰で休みつつ、店に到着することができた。
ほとんど開店と同時に入店したが、すでに先客が2組。さすがは老舗。さすがは名店だ。十分素晴らしい店だと思っていたけど、それをも上回るとは。これは嬉しい誤算だ。俄然食事が楽しみになる。
テーブル席が5か6席くらいで、カウンター席はなかったように思う。なので開いてるテーブル席に腰を下ろした。(あったらスマン!!!)
事前にホームページでメニューを眺めて、目星はつけていた。着席と同時に店員さんに注文することができ、実にスムーズ。ウキウキしながら食事の到着を待ちわびた。
数分後、客全員分のメニューと同じタイミングで俺のも持ってきてくれた。なんと言うスピード。大抵腹ペコな俺としてはこのスピード感がとても嬉しい。
さて、こちらが今回注文したメニューだ!
とくと見てくれ。
中華そば&焼めし小セット 1050円
まずは中華そばからいただこう。
ネギたっぷり散らし、柔らかなメンマ、しゃきしゃきのモヤシ。ほどよい甘味の豚バラ肉。昭和の名門野球部のようなラインナップでたまらない。
いわゆる徳島ラーメンというタイプではない。
「昔ながら」「元祖」というふうな、懐かしみと実家に戻ったような安心感で包んでくれる中華そば。
醤油。胡椒。メリハリの利いた味わい。どことなくマイルドな後味。いいですね。旨い。口角がビンビンに上がる。
粗方中華そばを平らげたところで、焼めしの皿に持ちかえる。
パッと見る限り、こちらも派手さ、気取りのない面構え。それでいて漂わせる自信。「飾る必要はないんだぜ!」もしくは「飾る必要はないのだわよ」とでも言っているようだ。
しかし、焼めしにスライスにんじんとは珍しい。
少なくとも俺は知らない。覚えがない。
改めて、いただきます!
ふむ。昨今の流行りの芳ばしくパラパラという具合ではなく、芳ばしく、しっとり。きっと昔からこのスタイルで愛されてきたんじゃないかな。
たしかにチャーハン、炒飯ではなく、焼めしだなと思った。
旨い。
ちなみに中華そばのスープと合わせると、威力が2倍になるからオススメ。ぜひ合わせ技一本をご堪能あれ。
怒涛の勢いで食べ尽くした俺は、気づけば先客を置き去りにしていた。お店の回転率を気にするタイプなので、食べ終わればすぐにお会計だ。たとえ横っ腹が痛くても。
ボーッとしながらお会計を済ませ、「美味しかったです」ぺこりして店を出て、徳島駅を目指す道中に気づいた。
「あれ? なんで千円でおつりがあったんや?」
と。
メニューには1050円と書いてあったはず。
でも、お会計の際に「950円ね」と確かに聞いた。
そして、50円のおつりを受け取った。
謎は深まるばかりである。
また店にいき、たらふく食べたのち確認してみよう。
その際、+100円支払えたらいいなと思う。
と思ったんだけど、店先に掲げられたボードを見たら答えが出た。
どうやらサービスランチのセット金額だったみたい。解決!笑
ごちそうさまでした!
今回はこれまで。それではまた、したらなー。