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プロ野球選手へのファンレターは本当に届くのか?【リライト記事】

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一時、プロ野球選手(現役、コーチ、監督、OB、マスコット)たちにファンレターを出すのにハマっていたことがある。

 

約1年くらいやっていて、30名以上の方からお返事をいただいたので、そのときのことを思い出しながら書いてみようと思う。

 

えっ? ファンレター出したことないの??

 

 

プロ野球ファンなら一度くらいは「〇〇選手にファンレターでも出してみようかなあ」と思ったことがあるんじゃないだろうか。
たぶん、そう思うだけで出さずに終わってしまう人が大半じゃないかなあと思う。

 

「文章書くのも、便せん用意したり切手を貼ったり投函したりするの面倒だしな」とか「こういうのってちゃんと届くかどうかも怪しいし、仮に返事もらえたってゴーストライターかもしんないし」とか思っちゃったりして書かずに終わっちゃうパターン多そう。

 

かくいう俺もそういうタイプで「ああでもない、こうでもない」「でもなーでもなー」とファンレターを出してみたい気持ちとは裏腹に出さずじまいになってしまうタイプだった。

 

でも、あるとき思い直した。

 

「おいおい、それじゃこのほとばしる熱い気持ちはどこへ向ければいいんだ!?」

 

と。そうなると答えはひとつしかないよね。

 

ファンレターに気持ちを全部乗せて書いて、本人に出しちゃうしかない。

 

俺は実に腰の重い男で、「やんない!」と決め込んでしまうとテコを使っても動かない偏屈野郎だ。

 

でも、一度「やってやろうじゃないか!」と立ち上がればやれる男でもあるのです(`・∀・´)エッヘン!!

山が動いた……

 

そして、そこから俺が最初にとった行動は以下の通り。

 

  1. 誰にファンレターを書くか決める。
  2. 便せん、封筒、切手などを準備する。
  3. 送り先住所の確認。
  4. 書く内容を箇条書きにする。
  5. Wordで書いていく。
  6. 読み返し、何度か手直し。
  7. 封筒に住所を書き、手紙を入れて封をする。
  8. 切手を貼る。
  9. ポストに投函。あとは待つだけ。

 

こんな感じ。この一連の流れを土日をたっぷり使って何度か繰り返した。

 

そう、一度筆が走り始めると止まらないから、「よし、憧れの選手数人に出してみよう」と思ったのだよ♪

 

最初に挑戦してみた方々

挑戦してみた憧れの選手。

 

野村克也長嶋茂雄杉下茂中西太。この4名。

 

あとは、ほとばしる熱い思いをひたすらに便せんに込める。込めまくる。

 

それぞれの著書であったり、いつかどこかで見聞きしたインタビューであったりを思い返しながら、感じたこと思ったことを書いた。(彼らの偉大なる功績は、すべて俺が生まれる前のことなので数字上でしかわからないから、あまり触れていない)

↓↓【2018.4.30追記】↓↓

あくまで限られたOBの方にしか通用しないんだけど、かなり昔に名球会から発売された自伝マンガもオススメ。

たとえば、ノムさんに手紙を書くとなると、まず頭に入れておきたいのが代表的な名言のひとつである【月見草】についてのエピソード。

幼少期貧しい家庭を支えるため、兄と共に海岸近くで小さな畑を作り、野菜を育てていた野村少年。兄と共に手製の畑と自宅を行き来する道中で、見つけた月見草に心を奪われた。それがずっとノムさんの心のなかにあって、自らを月見草。人気者のONを向日葵に例えたわけなんだけど、こういうエピソードがさらっとまとめて書いてあるの。

ほかにも、高校時代から「策士・ノムさん」の片鱗が見え隠れするエピソードがてんこ盛りなわけだ。これはノムさんに限ったことじゃない。発行されているすべてのOB選手に言えることで、たくさん面白いエピソードが拾える。そうすると、単に成績、実績、数字を称賛するだけよりも、「おや、よく知ってくれてるな」ってなると思うんだよね。手紙の内容も、広がりそうだと思わない?

それにエピソードのみならず、学生時代や下積み時代に密かにやっていた自主練についても書かれていたり、自伝マンガのあとには、そのOBによるバッティングや、走塁、守備やピッチングなどの指導も載っている。そういったところからも、その人の考え方が読み取れるわけさ。「この人は、こういう野球を理想のかたちにしてるんだな」とかそういうものを、感じたまま書いてみると、さらに良い手紙が書ける。

オススメだよ。

 

 

あと、言っておきたいのは今回ファンレターを出したのは、お返事をちょうだいするためではないってこと

 

大好きなOB選手の方に「こんなあおっぱな垂らした若造でも貴方の熱烈なファンがいるのです!」ということを改めて知っていただこうと思ったから。もちろん、ほとばしる熱い思いを直接ご本人に知ってもらいたかったというのもあるけどね( ̄ー ̄)ニヤリ

 

勇気を出して投函。そして……

 

実をいうと4名分のファンレターを書き上げたのは朝方。

 

つまり内容をまとめて書くのに夜通し頑張っちゃったわけだ。

 

ほら、よく言うじゃない?

 

「真夜中に書いたラブレターは翌朝読み返すと顔から火が出るほど恥ずかしい内容だった」

 

なんてさ。結局ファンレターにしても、ある意味好意の塊なんだからラブレターみたいなものだもん。

 

でも、書き上げて満足した俺はすぐに封筒に入れて、キッチリピッタリ綺麗に封をしちゃったから「まあいい、これが俺の全力の気持ちなのだ」と無理やり自分に言い聞かし、ポストへイン!

 

3日後に中西太氏からお返事をいただき小躍り。

 

それから1週間後、意外な方からお返事をいただけた。

 

ノムさんこと野村克也氏である。

 

そして、10日後、杉下茂氏。1か月半後に長嶋茂雄氏からお返事をいただいた。

 

もちろんお手紙の内容は秘密だ。手紙のやり取りは俺と憧れの方々との秘め事だからね( ̄ー ̄)ニヤリ

 

 

まとめ

 

このように歴史に名を残すようなOBの方も、どこの馬の骨かもわからない若造にお返事をくださるのだ。

 

というか、感覚的に言えばむしろOBの方のほうが手紙慣れをしているのでご丁寧な対応をいただくことが多い。

 

もし一度でも挑戦してみようかなと思った人はぜひやってみよう。

 

 

もちろんお返事をいただいたら、お礼のお手紙も忘れずに♪

 

 

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