縁起でもないといえば縁起でもない話題だが、
わりと至る所で話題にあがってるんじゃないかと思う「最後の晩餐」について。
だって普段から考えておかないと、自分の最期がいつやってくるかわからないもの。
というわけで、今回は理想的な最後の晩餐を考えてみることにする。
基本的な食事の軸は「和食>洋食」
中学1年生くらいまでは「はあ? 和食ぅ? 食進まねー」と思い込んでいたが、中学を卒業する頃には「ひゃー和食うめーヽ(`▽´)/」に変わっていた。
それに、最後の晩餐を考える上で非常に都合がいいような気もする。
というのも、最後の晩餐ということは、自分の余命を知らされているか死期を悟っているかのどちらかで、とても元気な状態で食べるものではない。
それを考えると、口当たりが良かったり、食べた後に重たさを感じなかったりする食べ物で、なおかつ美味しいものがいいのではないか。そして、和食はその条件をすべて充たすものがたくさんある。よし、和食だ。
「炊き込みご飯」
和食で欠かせないのは「ご飯もの」。
白飯からはじまり、カツ丼、天丼、海鮮丼、うな丼、牛丼、親子丼、ネギトロ丼。丼物を外すなら、ねこまんま、卵かけご飯、納豆ごはん……。
あげていけばキリがないほど種類が豊富だ。どれも大好きだが、死にかけの俺がデカい丼を抱えてがっつけるとは思えない。しかし、普通の飯では寂しい気がする……。ここはお焦げや季節ごとにピッタリな具材が変わっていく「炊き込みご飯」にしとこう。だが、あえて何の炊き込みご飯かはその季節によって変えることにしよう。
「お味噌汁」
和食を軸に考えはじめた段階で、欠かすことが出来ないのが味噌汁。
ご飯ものと並んで種類が多く、選ぶのが大変だ。
だが、ここは男らしく即答してくれよう。「少し濃いめのなめこ汁」だ。熱々、とろとろを期待。
茄子の鍋しぎ
20歳ごろから急に大好きになったのがこの「鍋しぎ」である。
茄子を縦に切り、練り味噌を塗って焼く「味噌田楽」を、江戸では「しぎ焼き」とも呼んだ。鍋を使って作るしぎ焼きの意で鍋しぎという名前がついた。(Wikipediaより)
いろいろなバリエーションがあるみたいだが、俺は「茄子」さえ美味しければ大満足である。
さらに贅沢を言うなら「ゆず風味のいかなごのくぎ煮」が乗っかっていればますます嬉しい。
焼しいたけ
程よく肉厚なしいたけの嵩をひっくり返し、そこに適量のマヨネーズと少しの醤油を垂らしてオーブンで焼いたやつ。
とくに細かく説明しなくても、コイツの魅力はわかってもらえるかと思う。
冷奴
刻んだネギ。かつお節。おろした生姜。そして、ぽん酢。豆腐はごちそうだ。
山菜の天ぷら
これは季節によってまちまちなんだろうけど、理想は「タラの芽」と「こしあぶら」のが良い。
とりあえず山菜の王様と女王様は喰っておきたいな。春になると、たまに近所のおじさんが持ってきてくれるんだけど、とても旨い。
食べ過ぎはよくないんだけど、つい食べまくってしまう。
ただ山菜は鮮度がものすごく重要で、朝と夜ではまるで味が変わってしまうから注意が必要だな。
漬物
市販のヤツでもいいけど、出来れば祖母か近所のばーちゃんがくれるのが望ましい。
茄子とか蕪とかね。ほどよく漬かったコイツらにすだちを搾り倒してポリポリ喰うのだ。
まとめ
とりあえずこんなもんかなあ。
なんか全体的にあっさりめになった気がするが、好きなものを並べていくとこうなる。
もちろん元気なうちは、肉を大量に喰らうし、ラーメンも豪快にすすりまくるし、うまい棒だって何本も一気に食べる。
あくまでも「最後の晩餐」なんだから、きっとこれだけでも残してしまうんじゃないかなあ。
なんだか腹減っちゃったよ。それではまた。