ドラゴンクエスト。
言わずと知れた日本が誇る最強のRPGシリーズだ。
ファイナルファンタジーも大好きだが、どちらかと言えばドラクエ好きな俺は、仕事を終えてから1時間程度チマチマドラクエをするのにハマっている。
ドラゴンクエスト6
リメイク版もとっくに出ているのにスーファミ版をプレイ。
この感覚は、おそらくダウンロード販売全盛の現代にレコードに針を落とす感覚に近いのではないかと思う。
愛機・スーパーファミコンはウチに来て22年目の大ベテラン。衰え知らずの超現役だ。プロ野球で言えば、今月2000本安打を達成した中日の荒木と同期である。
構造的に「やっちゃいけない」と知りつつ、カセットにふーッとして本体にガチャ。このちょっとした儀式が瞬く間に腕白坊主へと戻らせてくれるスイッチになっている。とりあえず最初に手を出したのは、ドラクエ6だ。俺の中では7と並んでツートップ。
自分なりかなりやり込んだつもりだったんだけど、裏ボスを倒してなかったことを思い出して「よっしゃ、やってやろうじゃねえか」と意気込み再プレイ。
裏ボスまでの道のりは果てしなく遠い
裏ボスを出現させ、戦うためには「一度通常ボスを撃破」して「エンディングを見」、「テリーが某所で何かを発見するのを見」、「冒険の書から再出発し」「はぐれの悟りを手に入れ」「すべての職業をレベル5以上にして」「ダーマ神殿の奥に向かう」という手順を踏まねばならない。
通常プレイで通常のエンディングを迎えた後、ここが本当の意味でのスタートとなった。
職業レベルをあげるのに適したダンジョン(魔術師の塔)で、雑魚敵とひたすら戦闘を繰り返す。まさに作業。まさに苦行ともいうべきプレイであるが、前にも言ったとおり、俺はこういった単調な作業を延々と繰り返すことが大して苦にならない人間だから、機械的にひたすら職業レベルをあげることだけに専念し続けた。
時間にしてトータル8時間程度。仕事を終えてからの1時間プレイでコツコツやっていたから約8日間かけてすべての職業レベルを最大の8にした。
実を言うと俺は「すべての職業をレベル8にし」ないと裏ボスを出現させる条件を満たせないと思い込んでおり、こんな遠回りをしてしまうことになったのである。
だが、ものは考えようだ。遠回りは俺のパーティを軒並みパワーアップさせ、鍛え上げて強くしてくれたのだと考えることにした。
ようやく辿り着いた裏ステージ
苦労の末、開いた裏ボスのいるところまで続く裏ステージ。
そこには強力なモンスターたちがうようよいたが、遠回りで鍛えられた我がパーティの牙城はびくともしない。
「ドラゴン」を極めたハッサンとドランゴが「かがやくいき」をぶっ放し、ありとあらゆる魔術法術を極めたミレーユが豊富なMPにものを言わせて大暴れし、遊び人→踊り子経由で勇者となり、勇者も極めた主人公が「ハッスルダンス」を踊りまくりながら奥へと進んだ。
快進撃はとどまることを知らず、あっという間に裏ボスが待ち構える最奥に到着した。
鬼のように強い裏ボス
その悪名高さは噂に聞いていて知ってはいた。
その体力はシリーズ屈指の13000。魔力にいたっては無限というフリーザ様以来の絶望感をプレイヤーに与えてくれる裏ボス。
とくに対策を練ったわけではなく、メインストーリー上でのラスボスを倒したときと同じくゴリ押しで攻め立てることにした。基本RPGは「積み重ねた努力によって得た力をフルスロットルでふかしてふかしてふかしまくって、クリアすべし」というスタイルなので、裏ボスといえども例外を認めるわけにはいかないのである。
「オラオラオラオラオラオラオラオラ」と攻撃役が絶え間なく攻撃し、「オラオラオラオラオラオラオラオラ」と回復役が絶え間なく回復させるという、完全徹底分業制(何があろうと途中で役割を変えることはない頑固な作戦)で凶悪な強さを誇る裏ボスに噛み付いた。
結局、32ターンをかけて念願の裏ボスを倒し、ドラクエ6を完全制覇することができた。
※厳密に言うと20ターン以内に倒せば見られるエンディングもあるので、それを見てこその完全制覇なんだろうけど、細かいことは気にしない。
まとめ
こうして大好きなドラクエ6を存分に堪能したわけだが、俺にはまだやり残したことがあるのだ。
それは4と5をプレイすることである。
なんと俺は1~3ときて、4と5を飛ばして6,7,9とプレイしているのだ。
4と5は6とシリーズ構成的につながりがあるとかないとかなので、このまま放置しておくわけにはいかないのである。というわけで、昨晩から仕事終わりに5をコツコツプレイし始めている。なんで5かといえば、単純に6→5→4と行ってみようと思ったからである。
さて、ビアンカとフローラ。どっちと結婚するべきか。
しかし、それはまだまだ先のお話。
というかこの記事を一旦書き上げてからTwitterを覗いたら、やたらスーパーファミコン関連のトレンドが溢れていて驚いた。
そうか、まだまだスーパーファミコンは現役ということか。よかった、よかった。