2週間ぶっとおしでうどん三昧
親父が知人から賞味期限ギリギリのうどんを大量に貰ってきたのがきっかけで、2週間ちょっとうどんばっかり食う日が続いたことがあった。
たしかにうどんは旨い。結構好きな食べ物だ。
だけど、さすがに毎回同じ食べ方をしていたのでは飽きてしまうものだ。
はじめの数回までは、ノーマルうどんや天ぷらうどん、カレーうどん、焼きうどんなどオーソドックスな食べ方でも大満足で食べていたんだけど、それだけでは大量のうどんを消費するだけになってしまう。
せっかく大量にうどんがあるわけだから、どうせなら普段は絶対にしないような食べ方をいろいろと試してみようと思いたち、クックパッドや料理ブログを調べまくって挑戦してみたので、その記録を残しておこうと思う。
うどんの食い方バリエーション増加計画始動
#01甘辛こんにゃく肉うどん
比較的オーソドックスタイプの食べ方に近いうどんスタイルだけど、細くて平らなこんにゃくの食感がちょっと新鮮でよかった。こんにゃくそのものにしっかり味がついていて、お情け程度に入っている細かい牛肉とよく合う。ただ、この特徴的なこんにゃくの名称がどうしても思い出せず、モヤモヤしている。
#02くだき胡桃の味噌和えうどん
その名のとおり、適度な大きさに砕いた胡桃を溶いた味噌で和えたものをうどんに絡めて食べる。これは、以前から「胡桃を砕いたのを使って何か作れないかな」と考えていた食べ方。うどんは元々それ自体に主張がないから、様々な味つけにピッタリと合う。これがなかなか美味しく出来たので結構満足の1品だ。
#03あんかけ焼きうどん
温めた市販のレトルト中華あんかけをぶっかけただけの簡単お手軽うどんだが、ポイントは一度茹でたうどんを少しだけフライパンにかけて焦げ目をつけるところ。そうすることであんかけの良い香りと香ばしさを楽しむことが出来る。また、具材の種類が豊富でお腹いっぱいになるのが魅力。
#04 炸醤(ジャージャー)うどん
これも市販の炸醤麺用のタレを使った簡単で美味しい食べ方。こだわりはキュウリに有り。切ったキュウリを混ぜ込むことで、炸醤の辛さがマイルドに抑えられる。そして、切り方は細く揃えても良いが、ざっくり大小様々に切るとポリポリとした食感が小気味よくなる。温めても、冷たくても美味しい。
#05納豆しらす温玉うどん
今回挑戦してみた食べ方の中で、もっともボリュームのある食べ方。「俺が血管をサラサラにしてやるぜ」と鼻息荒い納豆と、「カルシウム不足? アタイに任せな」と内助の功を見せつけるしらすと、「俺がいると華やかさが違うだろ」とナルシスト全開の温玉の3つのメインに、脇を固める海苔とカマボコが嬉しいひと品。
#06カルボナーラうどん
紹介した中でもっともシンプルなうどん。濃厚なクリームと細切れのベーコンと少しの黒胡椒という少数精鋭で満足させてくれる。シンプルではあるが、結構こってりしていて食べ応え充分。こちらも市販のものでも美味しく食べられる。(写真が薄暗くてわかりにくいのはご愛嬌ということでご容赦ください)
以上が今回試した中で特に美味しかった食べ方だ。この2週間でわかったことは、うどんをはじめとする麺類は変幻自在にアレンジが楽しめる食材であることだ。
こうして俺は賞味期限というタイムリミットに追われながらも、うどん三昧の2週間を存分に楽しむことが出来た。すべてのうどんを食べ切った翌日、何を思ったのか母親から追加のうどんをプレゼントされて閉口したのだが、それはまた別のお話。