マネー・ボール読書録④
コツコツと読んでいる。
ジェイムズのエピソードの次に俺がはまったのは、スコット・ハッテバーグのエピソードだ。
四球を選ぶ重要性を知っていて、ボールをバットに当てるのが上手く、研究熱心。
そして、ボールの見極めやカットなどでしぶとく粘れるバッティング。スラッガータイプではないものの、対戦投手としては非常に厄介な存在だったハッテバーグ。
実に俺好みの選手だ。
また「打てる!」というポイントだけではなく、「打てない!」という自分の弱点ポイントもきちんと把握しているのはかなり魅力的。
大好きなアンドリュー・ジョーンズと はタイプは違うが、四球をよく選ぶところ(選球眼の良さ)はとても似ている。現在ハッテバーグの映像などを探索中だ。何しろ文面でしか知らない選手だから、 どんなフォームで構えて、どんな風な表情で投手を見ているのか、どんな顔をしているのか、どんな体型なのかまるで知らないのだ。
それにしてもマネー・ボールには個性的な選手が次々に出てくる。
マネー・ボールを読むきっかけとなったチャド・ブラッドフォードが本の終盤に なってようやく登場してきた。
お守り代わりに偶然見つけた石ころをポケットに入れていたり、とにかく目立つのを嫌がったり、サブマリン的な投法ゆえに変化球を投げようとして指を地面に擦ったり、ゲン担ぎなのか試合が始まったら奥さんに球場から出るように指示したり、ブルペンではいつも同じ球を同じ数だけ投げたりしたそうだ。
続きが非常に楽しみだ。