おじいさんとうろうろ
史料館みたいなのを出て、またすぐの建物に入ると、そこでは三番叟(さんばんそう)って3体の人形が金屏風の前に立っていた。なかなか怖い。。。
だが、おじいさんは俺が遠慮してると思ってくれたのか、「ほら、座敷上がって写真撮れ、撮れ」と促してくれた。
そこを出ると、
恐らく岩石たちは昔のままの配置だとされる庭だった。
立派な松の木もあったが、3代目らしい。
そうこうしてるうちに「人形浄瑠璃」の劇が始まる時間になった。おじいさんに連れられて、最初に映像を観た劇場に入った。
「前の方がいいよ。迫力あるし。ただ、前すぎると全体が見えんけんな」「写真もいいけんな。ただフラッシュはダメや」などと教えてもらった。
「さあ、はじまるぞ」と言い残しおじいさんは消えていった。
人生初人形浄瑠璃
劇は全部で30分ほど。
ざっくりとした内容を説明しておくと、
祖母に預けられた幼い女の子が、両親を追って一人旅。大阪・玉造で立ち寄った家で偶然出会う女性がいた。実はその女性こそが女の子が追っていた母親なのだが、わけあって名乗れない。最終的に突き放さなくてはならない母親の辛い葛藤が描かれていた。