日和佐、牟岐、海陽などに向かう際に利用する国道55号線沿いに、気になるラーメン屋さんがあった。
牟岐55ラーメン
何ともわかりやすい店名だ。牟岐町の55号線沿いにあるラーメン屋という意味だろう。
県南部で遊び回る度に前を通り過ぎながら、「気になるな―、気になるな―」と呟いていた店だ。いつだったか、何気なく調べてみたら、県南部のラーメン屋さんランキングみたいなのでかなり上位になっていたような気がする。
そんなラーメン屋さんに今回ようやく寄ることができた。
店先にあるサンプルメニューを眺めて、注文したいものを決めて入店!!
海部特産地鶏の南阿波ラーメンがめちゃくちゃ気になったが、「でも、ここは牟岐だからなあ」と牟岐ラーメンを注文。
大将も奥様も非常に優しそうで安心。(いまだに初めてのラーメン屋さんに入る時は「てめぇ、ドアの開け方がなってねえ! やり直し!」「うちにはうちのルールがあるんでねえ(・∀・)ニヤニヤ」といった先入観を持ちながらなので、穏やかな店員さんに毎度安心している。ちなみに、そんな嫌な店には生まれてこの方一度たりとも遭遇したことはない。比較的みんな穏やかである)
開店と同時に入店したため、客は俺以外になし。ただただ店内にはテレビから流れる、大坂なおみのテニスの試合の音声と奥でラーメンの準備をする音だけが聞こえてくる。
自分以外に誰もいないのをいいことに、何気なく店内を眺め回す。
天井には開店を祝う、店名入りの大漁旗。これがまたカラフルでポップで大変可愛らしいデザインだ。
しばらく待っていると、「はい、おまたせしました」とラーメン到着。
牟岐ラーメン
ぱっと見はこってりしてそうでしょ。豚骨っぽくみえるでしょ?
でも、めちゃくちゃあっさりカツオ出汁。(鰹節めっちゃ入ってるからあってるでしょ?)
まるで旨いうどんの出汁みたいな和な香り、味のスープ。いつものように持ってきてくれたままの写真しか撮らないから、麺が見せらんないんだけど、どちらかというと「うどんっぽい」麺だ。そうだな、丸細く平らな麺。すすって食って旨いんだけど、「あれ、これうどんだっけ? ラーメンだっけ?」とわからなくなることもあるっちゃある。でも、旨い。
ただ、ラーメンっぽい油気はほとんどないから、ラーメンらしいラーメンが食べたかったら、違うラーメンを頼んだほうが良いかもしれない。
ちょっと体が疲れ気味だったこのときの俺にしてみれば、このあっさりラーメンがちょうど良い癒やしになっていたかもしれないね。
ちなみに大将、相当のテニス好きなのか大坂なおみファンなのか、ラーメン持ってきた後は熱心にずーっとテレビに向かって「おおっ」「すげぇ」と言い続けていた。何かテニス観戦の邪魔しちゃったみたいで申し訳なくなったが、俺もラーメンすすりながら、一緒に大坂なおみの応援が出来て結構楽しかった。
次来ることがあれば、中華そば定食か南阿波ラーメンだな。
55号線を通る際にはぜひ一度寄ってみて欲しい。