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蒲生田岬 恋する灯台目指して歩く三十路男の哀愁 【徳島】

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蒲生田岬は阿南市の先っぽにある岬だ。

調べたところ、「恋する灯台」だと日本ロマンチスト協会から選ばれているそうだ。

実は昨年の夏場に一度行ってみたことがある。だけど、その時はサーファーたちで埋め尽くされ、駐車場にさえ辿り着けなかった。(徳島県はサーフィンに適した海が多いらしく、蒲生田岬周辺もそのひとつらしい)

2時間かけて車を走らせた挙げ句にいけなかった夏場のリベンジだ。冬にゃサーファーもいないに違いない。(サーフィンって冬でもするらしいね。知らんかった)

で、行ってきたわけだけど、本当に良かった。時刻は朝7時半すぎ。まだ朝焼けの時間で、これがまあ素晴らしい景色。

駐車場付近にはやたらモニュメントがある。

少し遠くに見える灯台に向かって、海を眺めながら歩いていく。海を見つめる波切不動明王とお地蔵さん。

苦手な階段。手すりが何故か左側にしかなく、必死にしがみつきながら一段、一段のぼっていく。その最中、左手に違和感。誰かが手すりにこぼしたか、塗りたくったらしい何かベトベトがくっついたのだ。気分が若干落ちたが、まずは灯台、灯台。

灯台にも階段。。。

でも、登りきると一気に報われたよ。

太陽と海の組み合わせはいいもんだな。

灯台のなかには入れなかったけど、いい景色見られたから良かった!

しばらく景色を眺めて休んだあと、登りとは反対側に下る階段をおりてみた。木々のアーチをくぐることになるけど、比較的緩やかな感じがする。ただ、一段、一段高さがマチマチなので気を付けよう。

そこをおりてくと広場に出る。

辺りの探索を開始した。かなり海に近づける。貝殻がたくさんあるので物色。それがまたデカイんだわ。

ほれ。

それに変わったボコボコのあとがある石があったよ。石や化石、鉱石に興味ある少年だった名残から、テンション上がった。

これは小人のタップシューズのあと。

しばらく物色しながら楽しみ、ふと手のベトベトを思い出した俺は駐車場手前のトイレ前にあるコレを使用した。

井戸ポンプっていうんだっけか。子どもの頃、ばあちゃん家にあってガチャコンガチャコンやったな。もっとオールドスタイルだったけど。サツキとメイがやってたようなやつ。

すっかりベトベトがとれた俺は、ピカピカになった左手を眺めて何度もうなずいた。

その後、多少道に迷いながらも、記憶をたぐりながら日和佐うみがめ博物館カレッタ白いナマコを求めてゆくのだった。

おっと忘れるところだった。

実は蒲生田岬って1月18日まで迂回路を整備してて通れなかったらしい。俺が行ったのは迂回路完成して通れるようになったばかりの1月19日。

いやあ危なかった。蒲生田岬って県南部でも結構へんぴなところというか、端っこの方だから無駄骨折るとダメージ大きいんだよな。

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