やたら雰囲気のある天岩戸神社に行ってきた。
天岩戸別神社は佐那河内の山奥にあって、到着までなかなか難儀したね。
途中看板はなかったけど、
代わりに目印がわりの鳥居と石碑みたいなのがあった。読み取りきれないけど、うっすら天岩戸別……みたいなことを書いてある。
初めて向かう先へ、ひとりで長い道のりを車走らせてるときに看板ないと結構不安なんだよな。だから、看板がわりの目印があるのは助かる。
やがて行き止まり。
車で行けるのはここまでらしい。
一旦愛車を留守番させて、己の足で移動。なんだけど、目的の神社より手前にボロボロのスクールバスと古い家屋があって、一瞬間違って人ん家に入ってしまったのかと不安になった。
が、心配ご無用。
ちゃんと奥へ抜けていけば、
わりとすぐに天岩戸神社が見えてくる。
この木を組み合わせた鳥居と、めちゃくちゃ足場の狭い石段。
開運武運長久の神様を祀ってあるらしい。
そうそう、この味わいある雰囲気が見たかったんだ。(想像以上に石段が狭くて驚いた。足の小さい俺でさえはみ出るくらいだ)
で、神社の右手がわに抜けると、
天岩戸別神社 奥の院 と書かれた看板を見っけた。さっそく行ってみた。
まあまあの斜度の坂に、靴下がブーツの中でくるくるとなってしまう。スニーカーソックスはオススメしない。
途中に綺麗な紅葉を眺めつつ、
奥の院
ふたつ祠がある。
ちょうどこの辺りだったかな。
急にお腹がグルグルグル絶望的な状況になったんだ。だけど、天岩戸神社にぬかりはなかった。ちゃんと工事現場でお馴染みのトイレがあって助かった。
「そろそろ次の目的地いこうかな」と思いつつ、神社前をうろついたら、さらに奥に続く道を発見した。
もう12月だ。俺の天敵・ジョロウグモもほとんどいない。つまり、山は完全に俺のホームグラウンドというわけだ。こうなりゃ行くしかねえ。
で、この穴ぽこ見て、山道を進んでいきはじめた時だ。
突然の銃声
タァーンッ!
と猟銃が火を吹いた音が響き渡った。
やっぱり銃声が聞こえたら固まる。
たまに猪や鹿と間違えて人を撃っちゃう猟師さんもいるので、俄然神経ピリッとするよね。でも、歩きはやめない。
銃声を忘れながら、しばらく進むと、
ここにたどり着いた。
手力男神の塚
力強い感じだね。
山をひとりで歩いたり、野生の動物と遭遇したりするたびに己の弱さにヘドが出そうになるから、あやかりたいね。
ウィキペディアによれば、「『古事記』では天手力男神、『日本書紀』では天手力雄神と表記される。」らしいから、ここは古事記のほうに関係するのかな。松熊神社もそうだった気がする。
猪を投げられるようになりますよーに。
しばらく誰もいない神社周辺で佇み、なんとなくぼけーっと過ごした。