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【大阪・江坂】源八で初めてのひとり飲み屋さん体験【アンドレ級のアレ】

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大阪での研修を翌日に控えた、その夜の話。俺は会社の厚意に甘えて前日現場入りしていた。

久方ぶりの大阪の夜だ。専門学生時代は毎夜のように呑みに繰り出していたものだ。若干たぎらせながらホテルを出た。

時刻は午後5時半。そろそろ飲み屋さんが開店し始めるだろうと予想しての時間選びだった。目当ての店も探索中にいくつか見つけていたので、まず一番近場の店に行ってみることに。

源八  江の木公園店

営業中と書いた札。店の雰囲気も良さそうだし、店前に並んだ写真つきのメニューを見てもうまそうだ。よし、ここだ。ここにしよう。

がらがらと引き戸をあけると、優しげな女性が迎え入れてくれた。カウンターでは常連さんらしき男女が、大将と楽しげに話していた。

とりあえず勧められるがままに、4人がけのテーブル席に座る。「飲み物はどうします?」と女性。うん、とりあえず生だ。「生中をください」「はーい」

さて、何をつまんでいこうかな。
メニューを開き、吟味吟味吟味。迷うね~。どれもうまそうなんだけど、昼間ラーメンはしごして、コーヒーも2杯飲んで腹はさほど空いてない。。。笑

生中と何を選ぶのが丁度良いのか。単に食べたいものを選ぶより遥かに高度な計算が必要になってくる。

比較的安価な「枝豆」「冷奴」も良いが、あまり沢山食べられない現状を考えたら避けるべきだろう。また匂いを配慮して「キムチ」も排除。

「刺身の盛り合わせ」も豪華で見栄えのあるつまみで大変よろしい……が、、、

出来ることならば、「大阪ならでは」「この店ならでは」の一品は選んでおきたいところ。

となるとメニューのこのページは外せんだろうな。

「うどんギョウザ」も気になるが、ギョウザの気分じゃない。「うどんグラタン」も何か違うし、「こげんぱ」に関しては皆目見当がつかない。。。

「げんぱっちーフライドチキン」の気が抜けるようなネーミングは気に入ったが、ここは「ねぎチャーシュー」をチョイス。晩餐は1日の締めくくりだ。無理に冒険する必要はないと判断。

さて、あとは。。。
ベタに「だし巻き玉子」にしておくか。ふふっ。ちと日和ったと笑われそうな選択ではあるが、そのぶん抜け目のない布陣を築けそうだ。

ちびちびと生中を含みつつ、お通しをつまみながら、持ち込んだグルメエッセイを熟読。

後から入ってきた男性客の、こだわりの強そうな注文の仕方に興味を持ちながらも、せっかくの初ひとり飲み屋さんに集中する俺であった。

「はい、おまたせしました~」

とやってきたのは、まず「ねぎチャーシュー」。ほら見てみ、この第一印象からして最高でしょ。上にはたっぷりのねぎ。間にチャーシュー。下にはモヤシが敷き詰められている。

しゃきしゃき。
とろとろふわふわ。
しゃきしゃき。

いやあ想像以上にチャーシューが柔らかくて旨くてビックリした。さすがはオススメメニュー最上段。生中、進む進む。

うまいなあ、うれしいなあ、うまいなあ~
(ちょっとお腹膨れてきたなあ。でも、あとはだし巻き玉子だけやし、ちょうど良い感じにおさまるやろな)

機嫌よくパクパク、ぐびぐびやってると、再び「おまたせしました~」。

だし巻き

まさかのドでかだし巻きに言葉を失った。もはやアンドレ・ザ・ジャイアントの指くらいのサイズ。。。食いきれるかな。。。笑

ひと口パクッ。
めちゃくちゃ旨いじゃねえか!

良い具合に出汁が効いて旨い。途中醤油、大根おろしなどを使いながら味変しつつ、食べ進めていく。

「あっ、ねぎチャーシューのねぎ乗せて食ってみよ」

思いつくまま試して食ってみたら、これがまあよく合う。だけど、今日は完全に食べ過ぎだよな笑

結局、生中1杯にねぎチャーシューとだし巻き玉子、お通しだけでごちそう様でしたをすることとなった。

店から出たら、まだ午後6時前だった。(滞在時間20分未満。。。)
自分でも驚くほど呆気なく終わった、初めてのひとり飲み屋さんであった。

でも、まあ、楽し……かった……よね。
ありがとなー。

ごちそう様でした(*´∀`*) 

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