職場の先輩が地元で愛される居酒屋に誘ってくれた。
こういう御時勢になる前は「年に何回年を忘れるんや」というくらい忘年会(という名の飲み会)をしたし、年に数回同窓会(という名の飲み会)をしたし、年がら年中、何かしらを祝うなどしてかこつけて飲み散らかしていたものだ。
丸3年以上ぶりに居酒屋さんへ行くとなり、お店までの道すがら高揚が抑えられなかった。
しかも、その居酒屋さんは先輩の知り合いの方(以下:Mさん)がやっていて、その人をはじめとするお店の常連さんたちも紹介してくれるという。これは嬉しいことだし、ありがたいことだなと。
そして、到着いたしまするは、こちら!
おのみ家
ポップで可愛いバス型のお店だ。でも、多分あなたが思っている以上に中は広々としていて、奥行きがある。にこやかに我々を迎え入れてくれたMさん。Mさんのご家族、お友達(常連さん)と新たな出会いが連発した。
後からいらっしゃった常連さんらしき方とMさんたちがゴルフの話をしていたのを聞きながら、生中ぐいぐい。
馴染みの店があるっていうのは良いものだなあとしみじみ思った。
何杯目かの生中を飲み干したあたりで、
「あっ、これは今日俺は早々に潰れるな」と直感した。
俺は人見知りだ。極力「人見知りではありません」という表情や言動で誤魔化してはいるものの、根本は変われない。人見知りな俺は、緊張して変なペースで飲んでしまい、潰れてきた歴史がある。。。笑
案の定、飲み始めて2時間くらい経過した段階からの記憶が断片的にしかない。
先輩が歌う「北酒場」が聴こえてきて、「めっちゃうまいな!」と思った記憶。
若いカタコトの日本語を話す男の人に挨拶したような記憶。
道路を歩く鹿にガンを飛ばした記憶。
俺のためにベッドメイクしてくれる先輩を眺めた記憶。
俺の中で記憶が前後しているらしく、脳内では、映画「メメント」みたいな難解極まりないパニック状態に陥っていた。
でも、我ながら褒めてやりたいのが、Mさんに「すんません。俺、徳島県についてのサイトをやってまして、ここを紹介しても大丈夫ですか?」と許可取りをして、ちゃんと写真を撮っていたことだ。
酒に飲まれても週刊トクシマ魂は忘れないってね笑