7月某日。俺は「大谷焼の食器を買ってくる」というおつかい仕事に向かうべく、先輩の運転する車に乗って、鳴門を目指していた。「後部座席に乗るなんて何年振りだろう」なんて思いながら、先輩たちのトークを聞いていた。
祖谷の奥からの出発だと、まあ鳴門が遠いんだ笑
まず同じ三好市にある町・池田町に出るまでに1時間くらいかかるからね。高速道路に乗るために1時間かけて移動して、そっから更に1時間半か2時間かけてレッツドライブって感じである。
目次
大谷焼とは何ぞや
窯元 森陶器
圧巻のコーヒーカップ棚
タモリさんみっけ
膨大なサイン色紙
大谷焼とは何ぞや
大谷焼は徳島県鳴門市大麻町において約230年の歴史がある徳島を代表する陶器です。(略)大谷焼は、江戸時代後期、安永9年(1780年)に、四国八十八カ所霊場の巡礼に来た豊後の国(大分県)の焼き物細工師・文右衛門が、大谷村を訪れ、はじめてロクロ細工を披露し、赤土で焼き上げたことが始まりといわれています。
徳島県物産観光交流プラザ あるでよ徳島 阿波の手しごと 大谷焼より抜粋
午後12時 鳴門市上陸
先に食事を済ませた鳴門出張部隊3人組は、第一の目的地へと急いだ。
窯元 森陶器
鳴門市にはいくつも陶器屋さんがあって、どれも個性的で魅力的なお店ばかりである。
そのうちの1軒がこの森陶器さん。とりわけ有名で知られている大谷焼の名店のひとつだろう。
今回は名目上は仕事だけど、一応「取材を兼ねても構わない」とお許しをもらっていたので、早速お店の方に撮影交渉。OKいただけたので、ガンガン紹介していく笑