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【即席撮り鉄】土手散歩と住宅街を駆けるワンマン汽車と神社と【スナイパー徳嶋開眼】

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※この記事は2023年6月ごろに書かれたものです※

事故った。というかズドンとトラックにやられて、0対10の事故に巻き込まれた笑

というわけで、最近リハビリがてら散歩している。

だが、いくら散歩といっても、ただ歩くだけじゃつまらない。何か刺激がなければ退屈だ。なので、毎日少しずつルートを変えて歩き回ることにした。

まず初日は身体を慣らすために馴れた道をうろうろ。
そして、2日目は少し遊び心を満たすため、オモチャ(アクションカメラ)を持って馴染みの水神の滝へ。

そして、3日目は土手を歩いてみるかとテクテク。近所でありながらも、いつもは車で通りすぎてしまうので、歩いてみるのは初めて。なかなかワクワクした。

ちょうど草刈りしてて、雑草アレルギーでくしゃみがとまらんようになったけど、初めての景色には高揚したな。

「こんなん一歩がランニングしとる感じやんけ」

みたいな。あとは土手ってさ、途中に階段があってよく腰掛けてる人がいるのを見かけてたのね。で、いっぺん俺も座ってみたかったわけよ。

ほら、こんな感じの階段。

まあ座ったとて、何があるわけでもないんやけどさ。でも、実際に座ってみることで「ああ、特に何があるわけでもないな」という感想にリアリティが生まれてくるわけさ。やってみなくちゃわからない精神で。リアリティが生まれるだけで意味が生まれるしね。

渡し舟の歴史について書かれた掲示板も発見。


ちょっと漢字が多いのでちゃんとは読んでないけど、昔このへんに光明庵とかいう建物があり、お遍路さんはタダで泊まれたので別名無銭庵と呼ばれていたとか、また昔渡し舟があって、これもお遍路さんに限りタダで乗れたそう。

空海も利用してたらしい。

で、ガンガン進んだ。

土手を探索した後も、土手を降りて見知らぬ道を歩いてみた。すると、小さな発見がたくさんあった。

即席撮り鉄スナイパー徳嶋ダイスケ開眼

たとえば住宅地のど真ん中を汽車が突っ切っていく線路に行きあたった。踏切のすぐそばに鳥居がドンッとあるんだけど、こんなに踏切と距離の近い鳥居もなかなかないだろう。

5秒ほど眺めていると、踏切が鳴り始め、遮断機がおりてきた。これはシャッターチャンス到来の予感。瞬時に頭のなかで構図を思い浮かべる。

鳥居。遮断機。線路。汽車。適度に空模様も入れたいな。

連写機能のやりかたをしらないので、チャンスは一回。汽車が通りすぎる最初の一瞬のみ。頭の片隅に、撮影ボタンを押してからのタイムラグをコンマ数秒計算に入れつつ、汽車を待つ。

気分はスコープを覗き、引き金に指をかけるスナイパー。必ず一撃で仕留めてみせる。俺は、阿波のシモヘイヘ。

耳鼻科お墨付きの耳の良さで汽車の距離をはかり……。

ガタンゴトン……ガタンゴトン!

今や!

パシャッ!

どんなもんじゃい!笑
マジ凄くない? ドンピシャのタイミングで狙った被写体全部イメージ通り収めちゃったわ。

て、て、天才!笑

通り過ぎ去っていく汽車の背中を眺めながら線路を渡る。そして、鳥居をくぐると、

神社のまえに神後公民分館。その建物には何だか懐かしいマークがついていた。昔、回覧板にデカデカと印字されていたような。調べてもわからんかったんやけど、多分麻植郡時代のマーク違うかな。

あと公民館の反対側にも小さな古い建物が。

うん、何だか懐かしみを感じる。

引きで撮ると、より雰囲気が良くなる。

で、奥には神社の本体(?)があった。

けど、何となく寂しい空気を感じたのは気のせいだろうか。

草刈りなどはされてて、人の手は入っているようだが、どこか置いてけぼりにあった幼子を思わせる感じがあった。

とりあえず「またな」と誰にともなく手を振り、帰路につく。

まとめ

結局歩いてみないとわからない、車だと通りすぎるような細かなスポットがまだまだ徳島県いたるところにあることを実感した。

正直、メディアが取り上げてたり、他の発信者たちが盛り上げているところより、こういう雑じり気のない徳島をアーカイブしておきたい気持ちが強くなったな。そこに佇む本物の徳島を切り取り残していくのが俺の使命だと思った。

でも、まずそれより先にしなければならないことがある。

それは、

故障を直すことだ。

俺は今、ある意味で深刻な故障を抱えている。もしかすると1秒後には完治するかもしれないし、もしかすると一生直らないかもしれない。半壊した状態だから、本来の徳嶋ダイスケではないのである。

だが、半壊していてなお、俺は強い。強い。すごーく強い。

だから、必ず治る。いや、直る。

※この記事は2023年6月ごろに書かれたものです※

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