帰宅。
荷物を車からおろし、道具を真水で洗い流し、壁に立て掛けると、我々は一直線にキッチンへ向かった。
食べ方は帰り、運転しながら「天ぷらだ」と決めていた。前回弟のを食わせてもらって旨かったからだ。
俺は初めてのギンポ捌き。
いい感じのブログを見つけ、ざっくり理解したので、見よう見まねで塩でぬめりをとり、捌き始めた。
包丁の刃ごしに、背骨の位置を把握。骨に沿わせて、刃を入れていく。なんか心地いい。できる手応えあり。

ねえ、初めてにしては結構上手くない?
チュッパチャプスの包み紙を開けられず、折り鶴は折れずに箱になり、ガラスケースで突き指する俺だが、魚を捌くのは、回数こなせば上達しそうだ。嬉しい発見!
どうやら俺は自分が思うほど、極端な不器用ではないらしい。ギンポが教えてくれた。ありがとう、ギンポ。
で、みんなで摘まめるように、3等分くらいにカット。
そして、背骨も揚げてせんべいにしよう。同じくらいにカット。
粉つけて、油へ。きつね色になるまで揚げていく。
背骨せんべいは、より念入りに揚げていく。
はい、完成!
※ギンポは皮をはぐのがめんどうだったので、そのままいただく。

お塩でシンプルにいただきます!
うまい!
ふわっふわっ。塩で引き立つ、ほんのり脂。ほんのり甘み。俺はやっぱりギンポ食べるの好きだわ。好きな食べ物ギンポ。お店で見たことないから、食べるには釣るしかないけど笑
あれ、皮をはがないでも全然問題ねえ。うまいわ。
前回弟マーがかなり苦戦していたから、どんだけ味に差があるのかと思ったが、まるで問題ねえ。むしろ丸ごといただくことができたから最高だ。
さて、背骨せんべいはいかがか?
小気味いい音と歯ごたえ。しっかり揚げたことで生まれた香ばしさ。ふわふわした身の柔らかさとは、対極の食感と、ワイルドな味わいがして、うまい!
ギンポよ、お前はどこまで俺を満たしてくれるのか。
ありがとう。ギンポよ。旨かったぞ、ギンポ。
ごちそうさまでした!
いやあ、命をいただいたなあ。なんか滾るものがあるよ。また釣りにいきたいなあ。
というわけで、今回はここまで。
したらなー。
