雑記

映画「シン・ゴジラ」をようやく観たのでその感想。

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12年ぶりにゴジラ映画を観る!

 

 

人生初の映画館デビューがゴジラ映画だったので、新作が出ると聞いたときはテンションが上がったね。たしか幼稚園の頃で、「ゴジラVSメカゴジラ(平成)」だったはずだ。映画館で貰った「光るゴジラ」も探せばどこかにあるだろう。

 

以降、「ゴジラVSスペースゴジラ」「ゴジラVSデストロイア」、少し飛んで「ファイナルウォーズ」をそれぞれ映画館で観た。

 

そのファイナルウォーズ以来12年ぶりのゴジラ映画。

 

しかも、庵野秀明が監督ということもあり、封切り前からかなりの話題にあがっていた作品だった。

 

本当なら映画館で観たかったんだけど、何だかんだで行けずじまい、観えずじまいに終わっていたのでとても気になっていた。

 

あんなことになりながらも、何とか届いたので早速観てみた。

 

 

 

 

 

ゴジラ、もうやめてくれ!

ゴジラを完全に災害のように表現してて畏怖したな。

 

今までゴジラ映画を観てきて、人間側を応援したことは一度もなかったが、今回初めて「人間側がゴジラに勝つ場面を観たい」と思った。

 

それはゴジラを、日本に襲いかかった災害のように扱うことで「もし、実際にこんな事態に陥ったとしたら……」と想像しやすくなったからだろう。

 

あと、感情移入先を個々に分散するんじゃなくて、「人間」と言う大きな括りにしてあるから、ゴジラ対人間の構図が出来てて、よりいっそうゴジラが恐怖の存在になってた。暴れまくるゴジラを観てて、「ゴジラ、もうやめてくれ! 人間をいじめないでくれ」と思った。

 

そのときの感覚は抗いきれない自然災害に対する懇願にも似ていた気がする。そこで初めて「ああ、ゴジラって天災みたいなもんだったんだ」と気がついた。

 

 

 

ゴジラの目

 

また庵野がこだわったと言う「ゴジラの目」「視線」も良かった。

 

「今作では敵対してるのが人間だけだから、ゴジラの視線は常に人間を見下ろしている」と庵野が答えてるのを聴いて、「そうだったのか! もう一回観ようかな」と思ったな。たしか映画館で上映してるときに何度も足を運ぶリピーターがたくさんいたって聞いたけど、その気持ちがわかった気がした。

 

 

ゴジラの尻尾

 

あと、この作品を紹介したり解説したりしてるブログやサイトで必ず取り上げられてるラストシーン(ゴジラの尻尾に人の骨らしきものがくっついてるやつ)

 

これを観たとき俺はふと行方不明になった総理大臣をはじめとするお偉方たちかと思って、「庵野、攻めるね~」と苦笑いをした。

 

実際のところは庵野も具体的に語ってないみたいなんで、受け取り手が「ああだこうだ」とさまざまな解釈を楽しめばいいだろう。

 

 

その他見どころ

 

石原さとみのキャラクターが良かった。

 

片桐はいりの役柄と配置が絶妙。

 

ピエール瀧は迷彩、軍服がよく似合う。違和感なし。

 

片桐はいりの総評「強いものへの憧れですね」

 

特典映像が素晴らしい。(島本和彦が出てきて驚いた!)

 

 

まとめ

焦らされて焦らされて、ようやく観られたからか面白かった。

 

こうなると出品者にお門違いな礼を言いたくなるくらいだなあ。

 

インパクト重視で作られてないから、何度も観られる。

 

また特典で予告編などがいっぱい観られるんだけど、そこもテンションが上がるね。「ゴジラ映画の予告なのにゴジラが出てこねえ! なのに巨大な何かに追われる弱い人々だって伝わってくるぜぇ!」と思わずニヤリとしてしまった。そこもオススメだ。

 

アニメ映画としてのゴジラもかなり気になってきたところだ。今度こそ映画館で観ようかな。

 

 

 

 

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