うまい棒の歴史は古いが、一番最初に発売されたフレーバーをご存知だろうか。
「ソース味」「カレー味」「サラミ味」の3種類だそうだ。
また、「駄菓子タウン」というホームページにいけば「うまい棒同盟」というオリジナルソングが聴ける。
チーズ味
個性的なフレーバーが豊富なうまい棒の中では、比較的シンプルでおとなしめな味だと思う。
しかしながら、1980年に発売されて以降ランキング上位に食い込み続けている、人気者である。
(ちなみに某駄菓子バーの発表によれば、「チーズ味」は全体第4位だそうだ。やるね)
チーズ嫌いの友人がおののくほど濃厚なチーズ味は、チーズ大好き大喜び人間である俺にとってはとても嬉しいフレーバー。
味も匂いも普段食べてるチーズよりもチーズらしい気がするのは錯覚だろうか。
「俺は今チーズ味のお菓子を喰ってる!」という気持ちが強くなるうまい棒。
また、チーズにはたくさんの種類がある。たとえば「カマンベール」だったり、「モッツァレラ」だったり。なので、「うまい棒でもチーズ味のバリエーションが出るといいのになあ」と思っていたら、こんなのがあった。「プレミアムうまい棒 モッツァレラチーズ&カマンベールチーズ味 Wテイスト」!
だけど、それはまた別の話。
テリヤキバーガー味
子どもの頃は「ハンバーガー=テリヤキバーガー」だと思ってたな。
幼稚園児~小学4年生ごろまでずーっとテリヤキオンリーだった。
それくらいテリヤキ大好き坊やだった俺である。テリヤキに対する思い入れはわりと強い自負がある。
テリヤキの甘辛い、思わず嬉しくってしまう匂いに少々デレるも、すぐに気持ちを引き締め直した。
テリヤキを名乗るからには、あの「ねっとり感」は再現されているのか気になるところ。
うまい棒の再現性の高さへの期待が大きいのは、間違いなく「なっとう味」の凄まじい再現性に腰を抜かしたからに他ならない。
「納豆で出来るんだ。テリヤキで出来ぬはずがない」と信じて疑わないまま、ひと口!
旨い! たしかに旨い。「ねっとり」してない!
今回は少し期待をしすぎたかもしれない。やはり、「なっとう味」が凄すぎたのか!?
たこ焼味
また子どもの頃の話になって申し訳ないんだけど、小学3年ごろまで「たこ焼きは大好きなんだけど、お好み焼きが大嫌い」というとても不思議な好き嫌いをしていたのをふと思い出した。
友達から「カタチ以外はほとんど一緒じゃん」という言葉に衝撃を受け、今では両方大好きな食べ物になっている。
さて、どうでもいい思い出話はここまでだ。
これまでにも何度も食べている「たこ焼」フレーバー。だから、今回はあえて原材料名なんかをしっかり眺めてから喰ってみようと思う。再発見があるかもしれん。
ほほう。「ソース」「小麦粉」「青さ」「紅生姜」……うむ、たこ焼きには欠かせぬものが入っているようだね。「かつお節」が入ってないのが気になるものの、まあよかろう。
だが、どうしても解せぬ原材料を見つけてしまった。。。それは、「エビパウダー」。なぜだ。なぜ「タコパウダー」じゃないんだ。
タコそのものにしっかり素性を示しだすような強い味がないからか? 旨味が足りないからか?
でも、これまでに何十、何百本とたこ焼味を喰ってて、特に気にしたことがないんだから問題ないか。旨いし。
それはさておき、このたこ焼フレーバーは、他のうまい棒と比べるとソースの加減なのかカリカリ具合が強いよね。そこが魅力的。
チキンカレー味
冒頭でも書いておいたように、うまい棒の歴史は「ソース味」「カレー味」「サラミ味」の3つから始まった。
しかし、今は「カレー味」ではなく「チキンカレー味」しか販売されていない。カレー味は1979年に発売され、翌1980年に製造中止になっている。
そして、20年後の2000年にこの「チキンカレー味」が発売されているわけだ。20年巡り巡って到達したカレーの境地がチキンカレーだったということだろう。
ならば、その歴史を踏まえた上で、我々うまい棒愛好家は食せねばならん。やおきんが悩み、苦しみ、必死でたどり着いたフレーバーを本気で食おうではないか。
実食!!
もう何度も喰ってきてるけど、やっぱり旨い。
チキンカレーを名乗っているだけあって「チキンパウダー」がよく効いているし、美味しいカレー屋さんのカレーみたいな味で満足だ。
俺はこのチキンカレーをご飯にかけて食べたい! 誰か、うまい棒カレーを作ってくれ! 頼む! お願いだ! 頼む!
思いの外長いシリーズになりそうだなあ。
全19種類のうち9つまで終わったから、大体折り返し地点!
引き続きうまい棒を喰らうぜ! お楽しみに!