すごいと思ったところ
正直、すごいと思ったところはめちゃくちゃあった。
たとえば「人形の表情」ね。
本当の人間の母子の再会みたいに見えたもん。母親の葛藤の表情、恋しさから泣いてしまう子の表情。3人の黒子、語り手、演奏者たちによって魂がこもるんだろうな。
それから「人形の動きかた」。女性人形は細かな動かしかたで演じるらしい。おじいさんから教わってたのでわかったんだけど、「女性人形には足が物理的にない」のにあって、歩いたり膝を曲げたりするように見えるのだ。
3人の黒子が阿吽の呼吸で動かす。おじいさんいわく、全員が頭に物語からセリフまで入ってるらしい。たしかに把握できてなければ、感情や魂に訴えかける動きかたなんて出来ないよね。
本当の話、ボランティアのおじいさんに詳しく教えてもらったからこそ劇を楽しめたなって思う。
だから、十郎兵衛屋敷にいくときはボランティアの方がいる土日がいい。それに、生で人形浄瑠璃(劇)が見られるのも土日だけだしね。
土地勘、ナビがないとわかり辛いけど是非観てほしい。アンチ徳島の徳島県民としてもオススメ出来るね。
あと、痛恨のミスだったのは写真を撮るときは一眼レフ持っていかなかったこと。。。前から3列目で比較的前でさえ、この距離感。。。。
意外と皆、パシャパシャ撮ってたから、途中で「しまった~」と思いながら見てたもんね。。。
けど、不思議なもんで浄瑠璃を堪能したあとはあんまり人形に対して恐怖心を抱かなくなったな。気のせいかもしれないが。