タイトルのとおり、愛犬プラムが乳がんの手術をし、無事成功したことを最初に記しておきます。
※これは愛犬が手術をうけているときに右往左往している情けない飼い主の記録である。
愛犬の名はプラム
このブログを2年くらい前からご存知の方は知ってるかもしれない。
ミニチュアダックスの12歳。なかなかの高齢だ。人間で言うと64歳だから、まあまあばあさんである。が、食欲旺盛。元気もりもり。親ばかというか犬ばかというかで、俺が言うのもアレだが良い面構えのメスである。
正確なデータをとったわけじゃないから、あくまで推測だけど、うちのプラムは多分並外れた生命力の持ち主だ。
とくに内臓の強さは桁外れ。
昨年末に一度お腹を壊した以外は12年間でまったくお腹を壊さなかったし、俺から無理やり奪い取ったフライドチキンを丸呑みして、そのまま尻から出して平然としていたし、椅子をよじ登り、握り拳大の鶏のから揚げを2つ盗み食いして知らん顔するくらいの強さだった。よく食べよく眠る。あんまり大きくならないとされる種類だそうだが、5300g~5800gという巨体の持ち主である。
永遠に生き続け、俺たち家族を全員看取ってくれるんじゃないかと、冗談半分本気半分に思わせてくれる逞しさを持っていた。
そんなプラムだが、昨年末あたりから突然「しこり」が出来て、1ヶ月半程度で大きくなった。獣医に見てもらったら、乳がんだと言われた。
元気だ元気だと思っていたプラムが乳がん。まさに青天の霹靂とはこのことか。
がん宣告を受けたのが一昨日(2月4日)。そして、今日2月6日はプラムの手術である。
つい今さっき病院に送り届けて、帰ってきたところだ。
(平成31年2月6日 AM11:53)
鳴きながら、「連れて帰ってくれ」と必死に懇願するプラムを心を鬼にして置いてきた。その感触が染み付いた指先でキーボードを叩いている最中だ。
「何が言いたい記事なんだ」と叱られてしまうかもしれないが、これは「何かが言いたくて」書いている記事ではない。
「何かをやってないと気が触れてしまいそう」だから無理やりキーボードを叩いているに過ぎないのだ。
10時半くらいに病院に入り、13時から手術開始。16、7時に迎えに行くことになっている。それまでの数時間を持て余すから、居ても立ってもいられないから記事を書いている。
頼むから、生きて帰ってきてくれ。12年分の恩返しが全然出来てない。
(PM1:53)
ちょうど今、手術の真っ只中だろうか。
弟と話し込んで気を紛らわせようと頑張ってみたけど、何となく苦痛になって仕事部屋にこもってキーボードを叩く。あと2時間か3時間もすれば自ずと結果が出るけど、怖いな。
これまでの12年間の記憶が脳裏をよぎる。
我ながら事細かに覚えているものだね。そういった記憶のひとつひとつが内側から沸き起こるたびに、俺の涙腺を蹴っ飛ばしてくる。
だが、今、まさにプラムは戦っている最中なのだ。待っているだけの俺が泣いているわけにはいかない。出来ることは祈り待つこと。生きて帰ってこい。
↑は術後に「縫合した痕を舐めたり噛んだりするのをふせる為の服。出掛ける前に試着したときの写真だ。
(PM3:05)
そうだ。何かご褒美を用意してやらないと。何か旨いものでも食わせてやりたいな。
ただ術後しばらくは安静にしないといけないし、痛みがおさまるまで、抜糸するまではやめといたほうがいいかな。あと1時間か2時間。そわそわそわそわ。
(PM3:26)
病院まで1時間くらいかかるから、車出すまで半時間くらいか……。
とりあえず病院からの緊急連絡はないので、滞りなく進んでいるのだろう。と信じたい。
(PM3:56)
今から自宅を出て、病院へ向かう。一刻も早く会いたいのと、不安で怖いのが半分半分。。。
再会
お医者さんいわく「手術は無事成功」だそう。「まだ麻酔がきいてるからボーッとしとるかも」みたいな説明があったが、迎えに来た俺らを見た途端にテンションMAXのプラム。良かった。これで恩返しする時間がもらえた。帰りは物凄く気を遣いながらソロリソロリと運転しつつ、喜びを噛み締めつつ車を走らせた。
帰宅後、エリザベスカラーを装備し、お腹の傷をカバーするようなガーゼを貼っつけたプラムは「やれやれ」と言った具合に、馴染みのソファーにお気に入りのマットを敷いた定位置におさまるのだった。
この長々と書いた記事も手術の結果次第では更新出来なかっただろうな。
Twitterなどで励まして下さった方々には感謝してもしきれません。物凄く励みになりました!
この場とTwitterの場を借りて深くお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
最後に犬や猫に限らず、「あれ? 何かおかしいな」と思ったらすぐに病院にかかることを強くおすすめします。
※次回更新から通常通り、徳島関連記事をあげていきます。よろしくお願い致しますm(_ _)m