ところが、数字(距離)は大したことなくても、道のりは険しかった。(軽く迷いかけた)イメージとしてはU字型のルートで、行きも帰りもキツいみたいな感じだ。
不動の窟までの道中、「つるの舞」ってとこを見つけたんだけど、何がつるで舞ってるのかよくわからなかった。
でも、ちょうどいい休憩になったかな。
そして、文字通り山越え谷越えしてたどり着いたぜ、不動の岩屋。
でも、ネットでみたのと何か違う気がする。
近付いて覗いてみると、何か岩みたいなのがあって梯子を降りきることができない。
「なんじゃこれ。誰や、岩置いたん」と触ってみると冷たい。岩みたいな氷の塊だったのだ。とはいえ岩でも氷でも先に進めないのに変わりはない。
「また夏に~」
そう思って踵を返したタイミングだった。背後で何かが落下し砕けるような音が聞こえた。あわてて戻り、再び覗き込むと岩みたいな氷の塊が下で砕けて散らかっているではないか。