お隣・香川県には、子どもの頃からよく遊びに行っていた。さぬきこどもの国、レオマワールド。当時はまだ徳島になかったから、ゆめタウン高松にも連れてって貰ってたな。
あと、当然讃岐うどんも食べまくってきたよ。有名無名関係なく、高次元のうどんが食べられるから、香川県大好きさ。
今回は弟を高松空港まで迎えに行くついでに讃岐うどんを……。いや、讃岐うどんを食べるついでに弟を迎えに行くことになった際の話を少々。
空港に向かう途中に、やけに駐車場の広いうどん屋さんを発見した。迷わず底に決めた。駐車スペースの広いお店が大好きだからだ。(狭いとか停めづらいとかは論外。車社会の弊害だね笑)
そのお店が……
讃岐うどん 空海房
朝6時30分から開いているうどん屋さん。さすが、うどん県。「朝飯にうどん食えるように」という配慮というわけだ。
俺が入店しようとした刹那、入れ替わりで出てきた熟年ご夫婦。旦那さんらしき男性が腹をさすりながら、「うーん、とり天は1個で良かった」と苦笑いしていた。
それを聞き流しながら入店。
ちなみにここはセルフサービスのお店だ。
自分でトレイを持って列に並び、最初に欲しいうどんを注文。そして、そのままレジまで流れるように進みつつ、間に置いてあるお惣菜やおむすびなどを欲しかったら別のお皿にとっていく。で、最後にお会計ってな具合だ。(お客さんが多かったのと、流れを止めるのは嫌だったので店内の写真は無しだ)
でね、俺が頼んだのは「とり天釜揚げうどん(中)」だったわけだ。で、そのうどんは揚げたてでいただけるようになってるらしく、すべてのをお会計を済ませたのち、出来上がり次第呼び出しがあって、あとで取りに行くという寸法らしい。
だから、うどんがどんなものかもわからずに、「あっ、これもうまそう」「あーコイツも良いなあ」「これもいっちゃえ」と調子に乗って、アジフライ、ちくわ天(半分)、かぼちゃ天、さらにはオカカっぽいおむすびまで取っちゃった。
結局、1000円オーバーのランチになってしまったが、気にしない。
そして、お会計を済ませ、手頃な席について、とり天釜揚げうどんを待つ俺。わりとすぐに呼ばれたので、トレイを置いて立ち上がると、
「熱いので、トレイをお持ちください」
と言われてUターン。たしかにそりゃそうだ笑
で、受け取ってびっくり!
な、なんじゃこりゃ!! 全部デカイ!!
とり天は「せいぜい年少さんのグーくらいのサイズだろう」と高をくくっていたら、まさかの「小6のグー」くらいのデカさ。。。うどんも(中)とは思えないほどの量だ……。
そこで耳朶に蘇るのは、入店直前の「とり天は1個で良かった」の声。こういうことか。。。やはり人生の先輩の言葉はきちんと聞いておくべきだった。。。
ふふふっ、面白い。膨大な定食になってしまったが、これもまた一興。それにどいつもこいつも旨そうではないか。
まずは、うどんをひとすすり。良いね。讃岐うどん(*´∀`*)
濃いめのつゆ。太い麺。「俺は今、猛烈に讃岐うどんを喰っている」という実感がたまらない。ただ、ぶっとくコシの強い讃岐うどんをすするたびに、体力と気力を消耗するのには参った笑
そして、太く重量感あるうどんを短い割り箸で掴み続けると握力も弱っていく。
ええい、ここは一旦お惣菜で箸休めだ。
まずは、アジフライ。たびたび「何をかけるか論争」に巻き込まれることがある、フライ系。だが、俺は10年前に「アジフライには醤油をかけることにしよう」と決めた。だから、迷わず醤油をかけ、かぶりついた。
旨いッ!!!
中身がいっぱい詰まった旨い旨いものです。
フライなのに。作り置きなはずなのに。ザクッときて、ふわっとしたぜ。おい。これは添え物なんかじゃねえぞ。メインに据え置き、白飯ぐわーでも充分通用する特A級選手として太鼓判を押せる。いきなり1軍でも2割7分、15本、65打点くらいは期待出来そうな印象だ。
はい、ここで再びうどんをひと、ふた、みすすり。
次はちくわ天(半分)。心から(半分)にして良かったなと思いつつ、食むる。旨いッ! 海苔の風味がよく効いてますな。。。いわゆる磯辺揚げっぽい感じなんだけど、まあ旨いに決まってるよね(*´∀`*)
自己主張は強くないけど、渋い哀愁をまとった存在感みたいなのがある。
はい、ここで再びうどんをひと、ふた、みすすり。
お惣菜軍団の最後は、かぼちゃ天。
俺ね、子どもの頃からかぼちゃ大好きでね。癖のない甘さが良いんだ。それにしても、ここのかぼちゃ天は大きい。
ハロウィンを意識して、特別に巨大なカボチャでも使っているのかというくらい大きい。そうだなあ、だいたい15センチ以上はあるだろうか。それともお腹いっぱいになってきて、蜃気楼でも見ているのだろうか。
とにかく頬張る。思わず笑っちゃうくらい、旨いッ。さらに優しい甘さも追いかけてくる。良い仕事してますね(*´∀`*)
途中、濃いめのうどんつゆにつけて味変。すると、おかず感が増して良いんだ。そこで、ようやくおむすびに手を付ける。
ここからは「おむすびいって、うどんいって、とり天いって、時々つゆも飲んじゃう」という超攻撃型食事術に切り替える。
このままチンタラ食していても、食事は終わらないのだ。
何しろこの時点でメインのうどんはまだ3分の2ほど残っているのだから。
壊れるほどすすっても3分の1も減ってない。
しかし、ここまでどれもみなメチャクチャ旨い。凄まじく丁寧に、しっかりきちっと作り込まれている。うどん1本すら残したくない気持ちが俄然強くなる感じだ。
どれ、とり天さんを噛じってみるか。。。
ガブッ!! 肉汁ぶっしゃー。やばいやばい。めちゃくちゃ旨いやつだ。。。
お腹は96%ほどの満腹度なのにガンガン食べ進められてしまう。
合間にうどん、つゆを織り交ぜつつ、おむすびを食べ、もぐもぐ。いやいや、全然問題なく入っちゃう。やばいぞ、空海房。うまいぞ、空海房。
気づくとうどんは残り数本。それ以外の諸々はすべて俺の腹の中。
よし、完食が見えてきた。もう満腹度は100%をやや超えているが、「美味しいものは別腹」にはまだ余力がある。
ここで立ち止まるわけには行かない。こんな旨いうどんだ。1本たりとも残すものか。うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ
ずずずずずずッ!
よっしゃ、完食だ!!! やったー!!!
まとめ
やっぱり食事は自分にとっての適量を楽しむように食べるのが一番だな。
一応初めて訪れるということで、「(中)」を頼んだわけだが、「(小)」にしておけばもう少しゆとりを持って楽しめたかなと反省。
それでも完食出来たのは空海房の美味しさのおかげ。120%それに尽きる。
美味しいうどんとお惣菜、おむすびをありがとうございましたm(_ _)m
みんなも空海房でお食事の際は、用法用量を守って正しく注文しようね。