へべれけの宴
法要後には、伯父が用意してくれたお店に移動し宴がはじまる。
すでに並ぶ料理はどれも旨そうでたまらない。
伯父の計らいで飲み物は何でも好きなものを好きなだけ頼めた。こうなると俺は加減を知らない。(俺は、目上の人が「好きなだけ構わん」と言っているのだから、それに甘えないのは失礼だ、という都合のいい思考回路をしているのだ)
ビールからはじまり、焼酎、日本酒。片っ端から飲みまくった。
ばあちゃんが無理やり口に押し込まないといけないほど食の細かったダイスケは、放っておいてもバクバクゴクゴク出来るように成長したよ。
食べることは生きることだ、と誰かが言った。本当にそうだと思う。
当たり前なんだけど、死んだら食べられないんだ。きっと。
だから、今生きている俺は食べて食べて食べまくり、飲んで飲んで飲みまくっている。
都合のいい言葉を並べているだけだと思われるかもしれないが、全部供養のためさ。お坊さんのお経以上に故人を供養するには、身内家族の笑顔であり、笑い声が必要なんだと俺は思っている。
さて、ほどよく酔いがまわってきたところで、おしまい(*´∀`*)