※これはまだ、愛車・鉄の棺桶2号が健在だったときのお話である※
※2020年8月現在閉業されたとの情報あり。。。
貴重な休みを利用して、「また温泉にいきたい」と思った俺は近場に温泉がないか調べてみた。
すると、なんと家から20分とかからないところに「四季芳る 美郷の湯」なる入浴施設があることがわかった。
厳密にいえば、ここは温泉法による基準を満たさないため、「温泉ではない」らしいが、通常の温浴以上の効能が認められるらしい。
まあ効能の有無よりも、でかい風呂に浸かりたいだけだから問題なし。無問題である。
朝の10時から入れるってことだったので、「よし、ここは一番風呂を狙ってやろう」と思い、開店直後に入った。
四季芳る 美郷の湯
こちらも、ふいご温泉のように「ちょっと山の奥まったところにある」お風呂屋さん。
随所に洗練されたオシャレな感じがちりばめられており、なんだかとてもいい感じに出迎えられている気がする。
カウンターの女性に入浴料500円を支払い、奥に進んで、階段を登れば……。
下駄箱があって……、
回れ右して見上げれば、
男女各々の暖簾がかかった扉がある。靴を脱ぎ、1番の下駄箱に置いて、すぐさま扉の向こうへと進んでいく。
すると、誰もいない! 完全完璧貸切状態である(*´▽`*)
やったぜ、一番風呂だぜ!!(ちなみに下駄箱の写真は帰り際に撮ったため、俺以外の方の靴が映っております笑)
誰もいない脱衣所。誰もいないお風呂場。「うんうん、俺の為だけにお風呂が沸いてるんだ(*´▽`*)」と勘違いしながら一張羅(全裸)に。
さすがに俺しかいないとは言っても、脱衣所やお風呂場の写真を撮るのはマナー、モラル的に「アレかな」と思って気が引けたので撮らなかった笑
とりあえず貸切状態を満喫してやろうと思い、かけ湯して、体洗い、髪洗い、全身ピカピカにしてからお風呂に浸かった。
ここには2種類のお風呂があって、ひとつは普通の広いお風呂。もうひとつは、少し温めのお風呂。熱い風呂が好みの俺はとりあえず普通のお風呂を独り占めしながら満喫。
泡がぶくぶく出ているところで癒されていると、ふと貼り紙に気が付いた。
うろ覚えだが、「浴槽の中央部くらいには熱いお湯が噴出しているので注意」みたいなことが書いてあったと思う。気になって、試しにそのあたりに足を伸ばしてみたら、確かに「あつッ!」となるくらいのお湯が噴出していた笑 火傷に注意!
温めのお風呂に浸かってみたり、窓の外の景色を眺めてみたりしているうちに、背後の扉がガラリと開いて、おじいさんがひとりやってきた。
ここで独占タイムは終了したものの、独占タイムは少しでいい。広いお風呂にひとりでずーっと浸かっていても、直に飽きるからである。
結局、おじいさんと言葉を交わすことはなかったものの、お互いそれぞれの~んびりお風呂を楽しむことが出来た。
お風呂上りは、やっぱり休憩所にて一服休憩だ。
ちょっといい感じの秘密基地みたいで内心ワクワク(*´▽`*)
棚には比較的新しめのジャンプが10冊並び、
テレビの下の台には絵本っぽいものが13冊。
ごろんと寝転んで軽く読書なんかが楽しめる空間となっていて、非常に良い。
ちなみに窓の外を眺めても、とりたてて綺麗な景色があるわけではない笑
そんなふうに探索していたら、小腹が空いてきた。何か食べられるのかな? と思いつつ、うろついているとフロント付近でこういうのを発見。
どうやら中にレストラン「オルガノ」っていうのがあったらしいんだけど、どうやら俺が訪れる2週間くらい前に閉店しちゃったみたい。。。
(帰宅後、近所のおじいさんに聞いた話によれば結構美味しい料理が食べられたそうなので、非常に残念。。。もう少しお風呂に目覚めていれば。。。笑)
「ご飯が食えないなら、おうちに帰ればいいじゃない」と帰ろうとしたとき、同じくフロント付近にこんなのを発見。
暖炉。暑がりで、真冬でも窓全開にして腕まくりするのが好きな俺だが、暖炉は好きだ。(あと焚き火やロウソクとか火が揺れ踊るさまが見られるものも大好きである)
しばらく、ソファに腰掛け、定年退職して丁度10年目を迎えた人のような表情で、火を眺めて過ごした。
5分くらいすると暑くて仕方なくなったので、お暇することに。
受付の女性に「ありがとうございました」と礼をいって、玄関を出た。
いやあ、リラックスした良い時間を過ごせた。ごちそうさまでした(*´▽`*)