店の真ん前の道を通りかかって、たまたま見つけたラーメン屋さんがある。気になる文言。「立ち食いラーメン」。。。めちゃくちゃ気になる。。。
とくに店名が書かれているわけでもないし、営業時間が掲示されているわけでもない。それに「立ち食い」なんて徳島県内で見たことがなかった。これは行くしかねえ！ ってことで休日を利用していってきた。
意外と広い駐車場に車を停めると、幼いお子が飛び出してきて、愛嬌たっぷりに何故かハイタッチと握手をせがんでくる不思議システム。それに応えると、奥からおばあちゃんが出てきて世間話がはじまった。
そのおばあちゃんとの世間話のなかで、このラーメン屋さんが外で立って食べるシステムであること、他にたこ焼きも注文できることなどを知った。
そうこうしていると、おそらくお店の女将さん（多分俺とそんなに変わらないくらいの女性だ）が現れたので「もうラーメン食べられますか？」とたずねた。「はい、大丈夫です」というと、女将さんらしき女性はふたたび店の奥へと消えていった。
そこからラーメンが出来上がるまで、ふたたびおばあちゃんと世間話をしたり、はしゃぎまくるお子とハイタッチをしたり、吠えまくる可愛い犬を眺めたりして過ごした。
すると、女将さんが出てきて「ラーメン出来てますので」と教えてくれた。
慌てて戻り、ラーメンとご対面。
おっといかん、いかん。ひさしが影となって暗く映っちゃったな。さすがにこれではキチンとした状態が伝わらん。。。よし、撮り直し！
太陽の光をあびた、ラーメン！
いやあ思っていた以上に俺好みなルックスのラーメン。シンプルだけど、随所に見えるこだわりな感じもさり気なくていいね。
なんて思いながら、５秒ほど眺めていると、お子が背後から「おーいしーですか？？」と聞いてきた。「まだ食べてないよ。これからこれから」と言って、慌てて手を合わせて「いただきます」をして箸を割った。
具材は、海苔、厚めのハム、もやし、ネギ。そして、旨そうな香りを演出している立役者である、ゴマね。良いですね(*´▽｀*)
麺の太さはやや細めで、スープとの絡み具合が良い。
スープはなんだろう……醤油ベースのとんこつかしら？ あっさりしつつ、ゴマの風味高くて大変おいしゅうございます。
↑こんな具合に突き出した板をテーブルにして、立った状態でラーメンをすするわけだ。立ち食いは新大阪駅かどこかで一度経験しているが、たまにやると結構楽しいアトラクションだ。
もう少し寒い日にやってくると、ラーメンの温かさがより沁みて、おいしさが増してたかもしれないけど、この日のように温かなお天気でも充分美味しい。
食べ終わると、窓が開くので女将さんに６００円を支払い、お会計～。
いやあおばあちゃんやお子、わんちゃん、にこやかな女将さんに癒されつつ、心もお腹も充たされた。非常におすすめのラーメン屋さんである。
ちなみに今日（２０２０年３月２日現在）の段階では、Googleマップやら食べログにも載ってないお店だ。