2月某日。。。
竜神の塔に圧倒されつつも、本来の目的である雄淵・雌淵を見に行くことを思い出した俺は、竜神の塔周辺をうろつき淵へと続くルートと説明の書かれた立て札を発見。
雄淵、雌淵
立て札より原文ママ
古くから「おん渕」「めん渕」の名称で語り継がれ、藤川谷支流、関ケ谷川にあり、灌頂滝の下側に位置している。
「おん渕」は上流に位置し、水の落差もあり、渕も深く大きい。少し前まで夏の時期にはウナギの幼魚が、流れの緩やかな岩面を上流に昇っていた情景があった。
「めん渕」は下流に位置し、落差、渕も「おん渕」に比べ小さく優しさが感じられることが名前の由来であるといわれる。
古老によれば勝浦川のアユがこの渕まで自然そ上して来た時は農作物が豊作になる年であると言われてきた。
古老……。昔を知る老人のことって意味だが、渋い響き。
それはさておき淵だ、渕だ!