とうとう行ってきましたよ。
シュークリーム専門店 光圀堂
普通「シュークリーム一本で勝負するのってすごくね?」って思うよね。
でも、Twitterのタイムラインで結構ここの常連さんらしき人たちのツイートが流れてくるんだけど、まあ、どれもこれも旨そうで、「俺、コロナおさまったら、絶対食べに行くんだ……」と思っていた。
正直、コロナはおさまりきってないけど、一応緊急事態宣言も解除されて1か月以上経ったんで「行くなら今しかねえ」とばかりに行ってきた。
お店に入るなり、15種類ものシュークリームが並ぶ棚に出迎えられる。
キラキラ輝いていて、まるで宝石のように見えた。某グルメレポーターが使う「宝石箱や~」というフレーズが耳朶によみがえった。
なんだ? ここは天国なのか? 甘党の俺は天国にいるのか?
そんな気持ちになりながら、眺めていると奥からお店の方が出てきた。とても優しそうな方だ。
お店の方とお話させていただきながら、しばらく悩む。悩む。悩む。
一瞬「いっそのこと全種いっちゃうか? いっちゃおうか?」との考えがよぎるも、冷静になって「これって生菓子だろ。1日で全部食えるわけねえだろ」と思い直し、改めて悩みなおして、いくつか購入。
お店の方に了承を得て、店内を撮影させていただきながら、箱に詰めてもらうのを待つ。
商品を待つ間、これサービスで飲めるんだぜ? すごくね?(記憶違いだったらホンマごめんなさい。。。)
レジ袋有料化(7月1日から)1包装につき20円+税を加算するよ的な貼り紙や、俺がどうしても見つけられなかった第2駐車場の位置を説明してくれた貼り紙がレジ前に貼ってあった。
お店の方に「ブログに載せても大丈夫ですか?」といったところ、快くOKしてくださった。
ちょうどお客さんが俺しかいないタイミングだったので、ちょこっとお話を聞かせてくださったり、いろいろ教えてくださったりした。
なんでも今年の9月で2周年だそうだ。
「シュークリームだけのお店を開くのって怖くなかったですか?」と聞いたところ、やっぱり正直不安はあったそうだ。
やっぱり飲食店はわかりやすいくらい、シビアで完全なる実力主義の世界だもんな。でも、光圀堂に来てみて思った。
本当に美味しいものを提供できるお店はきちんと生き残って、常連さんが増えていくんだなと。だから、光圀堂も生き残っているんだろうと。
もっともこの段階では、どのシュークリームも食べてないから味はわかんないんだけど、それでも店内に散見されるきめ細かなサービスからするに、間違いないと断言できる。
また、帰り際にお店の方ご自身の記事の載った冊子をいただいたので、熟読。そこにはお店の方の、深いこだわりなどが書かれていた。
まず驚いたのは、お店の方が茨城県からやってきた方だったということ。
なんでも徳島県にやってきて8年目だそうだ。「あったかビジネス支援事業」というものがあるのを知り、40代でチャレンジを決意したという。
すごい情熱だよね。なかなかそこまで踏み込めないよなあ。
そして、SNSの発信や雑誌に情報を載せるなどして、とにかく情報を発信し続け、認知度を高めていった。今では県外からやってくるお客さんもいるらしい。
お店の方に伺った話によれば、1か月に1つくらい新たなメニューを出しているそうだ。さらりと仰っていたが、それが容易なことではないことは、お菓子ド素人の俺でも想像ができる。
きっとお客さんの見えないところで、頭をフル回転させながら、体もフルに使いながら全身全霊を込めて商品を生み出しているに違いない。
お店を訪れ、素晴らしいサービスに触れ、さらにいただいた冊子を読みながら、自分の働きぶりを猛省する俺。
美味しそうなシュークリームを買えるだけではなく、本物のプロフェッショナルに出会える、素晴らしいお店だ。
また、食べた感想などは次回以降の記事で(`・ω・´)ゞ