意気揚々と網を開けて閉めて歩き始めた途端、登山口付近に「いかにも杖になりそうな棒」を発見。
当ブログを読んでいただけている方なら、この棒の意味をよくご存じであろう。そう、「杖がなければ辛い道のりになるけんな。覚悟しとけよ」的な意味がある棒なのである。
同時に、誰かが次の登山者のために置いておいてくれた優しさでもあるのだ。
遠慮なく借り、装備する俺。
さっそく目の前に広がる蜘蛛の巣を、棒で払って出発。
なるほど。
これはなかなか歯ごたえのありそうなルートっぽいですな。
よし、頑張っていくぜ!
分岐点
ちょっと歩くと、わりとすぐに分岐点に到達。
「山犬嶽ハイキングコース」と「山犬嶽参道」および「コケの名所」の2つから選択。とりあえずコケが見たくて来たから、迷わず「山犬嶽参道」ルートを選んだ(はず)。
かなり背高のっぽな杉たちの隙間から覗く朝日が神々しいね。
「ああ、太陽も俺を祝福しとるな」と凄まじくポジりながら歩く。やっぱり自然のもとで遊んでいると、ちょっと気持ちがポジティブ寄りになっていくんだな。余計なしがらみも、抱えた悩みも、いったん頭の外に追い出せるしね笑
正直、山を歩いてて、ネガティブな気持ちを思い出す余裕ないんだわ。
「がんばれ、俺」「一歩一歩を積み重ねたら絶対に報われるんが山や」「俺、たぶん今、この山で一番格好ええな」とアホ全開のポジティブシンキングで上っていくのが一番楽しいのだ。