地形的にメインの「恵比須洞」までは、下りの階段を進んでいくことになる。
結構な段数があったと思うが、「きっと綺麗な景色が見られるんだろうな」という期待感が俺の足取りを軽やかにしてくれた。
俺はこういうとき、自分の期待感を抑えようとしない。なぜなら自然が俺の期待を裏切ったことなど一度もないからである。俺がどんなに期待を膨らませても、自然はそれを大きく上回るものを見せてくれるからである。
そして、今回もその上がり切ったハードルを自然は軽々と超えてくれた。
岩場に作られた遊歩道を進んでいくと、その中腹くらいのところに「恵比須洞」が見られるポイントがある。
恵比須洞(えびす洞)
正直、写真や俺の語彙力でどこまでここの良さが伝えられるかわからない。でも、まあ凄いんだわ。「これが波にくり抜かれたあとなのか!」と衝撃を受けた。
また朝の昇りたての太陽の光が差し込んできて、それがまあ美しい。
生きてる絵を見ているような不思議な感覚。「朝の太陽と山の組み合わせこそ最高」と思っていたけど、「朝の太陽と海の組み合わせも最高だな」と思ったね。