その日は休日で、季節外れも甚だしいレベルに髪を短く刈り込んだ俺は、久しぶりにラーメンでも食べようと、テキトーに車を走らせていた。
吉野川市は鴨島町に差し掛かったところで、まるで見覚えのないラーメン屋さんを見つけた。お店の名前は……
SOU百 NICHI ASIA
(店名あってんだろうか……)
はて、こんなところにラーメン屋さんなんかあったっけか。
でも、現実にあるんだから考えたって仕方ない。俺の知らない間にオープンしたんだろう。
でかい壁に阻まれて店の様子、雰囲気をうかがい知ることは出来ない。とりあえず入ってみるしかなさそうだ。というわけで、入店!
なかなかどうして——。
洗練された内装。オシャレなカフェっぽい感じで清潔感抜群だな。
突っ立ったまま「オシャレやなあ」と雰囲気に圧倒されていると、奥からお店の方がやってきた。セルフの先払いシステムだという。
入口のすぐそばにメニュー表があったので、眺めてみる。
どうにも決めかねたのでお店の方に「一番のオススメはなんですか?」と聞いてみた。すると、「これです」と教えてくれたので、それにひとつ豪快なトッピングを添えて注文。
水を注いだグラスと黒いお箸をおぼんにのせ、レジへ向かう。お金を支払うと、
「お食事はお持ちしますので」というので、手ごろな席について待つことに。
改めて店内を見渡してみる。
オシャレにもほどがあるなあ。
メニューを思い返してみる……。
炭治郎……ではなく炭二郎。鬼炭二郎……。君が鬼になったらアカンやんとアホな連想ゲームを脳内で楽しんでいると、「お待たせしました~」とお店の方。
やってきたのがコレ!
炭二郎ラーメン(骨付きチャーシューVer)
見ておくんなさいよ。この背油。
見ておくんなさいよ。この骨付きチャーシュー。
見ておくんなさいよ。この極太麺。
「もはや、うどん!?」と思うくらいの極太麺。ここまで太いのは初めてかもしれない。久々に食べるラーメンとしては、なかなかの存在感よ。
久しくすすってなかったから、吸引力も若干弱くなってるから、やや苦戦しながらも食べ進めていく。
濃厚なスープが麺にとろんとろん絡みまくって旨いね。たぶんデフォルトでついてくるチャーシューも柔らかくて良い。卵も半熟で良い具合だった。
味変推奨? 辛い系 痺れ系
ちなみにこちらのお店、店員さんが「味変」をオススメしてくれ、調味料をテーブルまで持ってきてくれた。
向かって右手にある2つが「辛い系」で、左手にある2つが「痺れ系」である。普段は味変をしないで完食するんだけど、わざわざ店員さんが持ってきてくれたので、レンゲを小さな器に見立てて全種試してみることにした。
辛い系。
うん、確かに辛いね。どっちも辛い。でも、うまい。唐辛子系スパイスな感じなのかな。香辛料も交じってんのかもしんない。
痺れ系。
うん、たしかに痺れるね。この痺れはいったい何なんだろう。辛さと酸味による痺れだろうか。それとそういう痺れる香辛料が入ってるのかもしれないな。どちらかというと、俺は痺れ系は苦手だな笑
とにもかくにも完食! ごちそーさまでした(*´▽`*)
ボリュームもあって、美味しいラーメンだった。
だけど、トッピングした骨付きチャーシューは正直蛇足だったかなと思った笑(デフォルトのチャーシューが十分旨く、存在感があったから。というか、むしろデフォルトチャーシューのが好みだった(;'∀'))
次は鬼炭二郎とか焼きラーメン、つけ麺に挑戦してみたいな。